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第4回 Greater Nagoya Dental Meeting開催される
 1月19日(日),標記講演会が「歯科の匠の技に迫る」をテーマに名古屋コンベンションホール(名古屋市中村区)にて開催され,約400名の歯科医療従事者が参加した〔大会長:飯田吉郎氏(愛知県),実行委員長:高田智史氏(愛知県)〕.
 メインホールの講演では,青島徹児氏(埼玉県)が「Diastema Closing & Class4 Restoration Technique」として歯を5層の色に分けたペンタラミナコンセプトに基づく正中離開症例や4級窩洞症例のコンポジットレジン修復について解説し,岩田 淳氏(兵庫県)は「補綴修復治療に求められる支台歯形成とは」としてクラウンの支台歯形態が有する機能を述べ,最終補綴装置の形態から逆算して形成する重要性を指摘.閔 成弘(Seiko Min)氏(テキサス大)は「VISTA:天然歯・インプラント周囲軟組織のマネージメントの最前線」として歯周・インプラント疾患の新分類について歯肉退縮を中心に触れ,有茎弁移植術を応用したVISTAテクニック(VIP VISTA)の症例も初めて供覧した.鈴木真名氏(東京都)は「Does Restoration of Lost Papilla Achievable-Myth or Reality」として天然歯,ポンティック,インプラントそれぞれの組み合わせにおける隣接部の歯間乳頭再建術について考察した.またランチョンセミナー「ENA HRiを用いたコンポジットレジン修復」では飯田真也氏(愛知県)がマトリックスシステムを用いた隣接面へのアプローチや,咬合面形態を簡便に再現するシリコーンインデックステクニックを紹介した.
 歯科衛生士向けの別会場では,柴原由美子氏(長崎市ほか)による「伝え方改革~患者さんのモチベーションを高める7つの秘訣~」,今泉三枝氏(愛知県)による「0歳児からの口腔機能育成~0から2歳児の歯科室に訪れた子どもたち~」,中山かおり氏(石川歯科医院)による「オペアシスタントワーク 歯周再生治療におけるアシスタントワーク」,片山章子氏(プレミアムデンタルケア 恵比寿 代官山)による「プロケアのアート&サイエンス」の各講演ならびに大津英里氏(ナディアパークデンタルクリニック)によるランチョンセミナー「歯科用内視鏡(ペリオスコピーシステム)を用いた低侵襲で確実な歯周治療」が行われた.また参加者らの投票によるテクニシャンコンテストも開催され,最優秀賞を倉本慎也氏(岩田歯科医院 勤務歯科技工士)が,優秀賞を伊藤彰規氏(奥田歯科医院 勤務歯科技工士)が受賞した.
 次回は第5回記念大会として,会場をウインクあいち(名古屋市中村区)に移して2021年1月16日(土),17日(日)の両日に開催される予定.

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