2019/11/11
11月9日(土)~10日(日),東京ビッグサイト(東京都江東区)にて,標記デンタルショー(主催:大東京歯科用品商協働組合,北関東歯科用品商協働組合/特別協賛:一般社団法人日本歯科商工協会/後援:公益社団法人東京都歯科医師会ほか)が,「口腔から全身の健康を科学する~東京から発信!最新の歯科医療!!~」をテーマに開催された.
100余の企業が出展し,各社ブースのほか,32の生涯研修セミナーに加え,医療従事者のためのヘアメイクコーナー,映画「笑顔の向こうに」上映会が設けられ,2日間のべ18,758人(歯科医師5,296人,歯科衛生士3,579人,歯科技工士1,590人ほか)の来場者で賑わった.
厚生労働省を中心に国民の健康寿命の延伸への施策が各領域で進められているが,歯科業界においても重要な課題であり,歯科医院そのものの差別化をはかることが求められると小越 敏実行委員長が発信するにふさわしい,時流にのった器材・書籍の展示には,臨床に携わっている歯科医療従事者だけではなく,多くの歯学生,歯科衛生士学生,歯科技工士学生も足を運び情報収集していた.
また,第16回モナコ国際映画祭最優秀作品賞を受賞した「笑顔の向こうに」(2019年春公開/8020運動30周年記念事業・公益社団法人日本歯科医師会監修)上映会では,若手歯科技工士を演じる高杉真宙氏,新人歯科衛生士を演じる安田聖愛氏の瑞々しい演技力のもと,歯科医院を舞台とした青春ラブストーリーに,希望に満ちあふれた未来の歯科技工士像・歯科衛生士像を重ねたであろう歯科技工士学生・歯科衛生士学生で,各回満席となっていた.
生涯研修セミナーでは,歯科治療・デンチャー制作の最新技術,ハイジーンワーク等のテクニック,そして口腔機能低下症・オーラルフレイルなどの予防的観点をテーマにしたプログラムのほか,経営改革・働き方改革,事業承継税制改革,離職防止等の歯科医院経営論をテーマにした多種多様のプログラムが組まれ,メモを取りながら聴講する多くの人であふれていた.
来年も本デンタルショーは同時期に開催予定.