2019/10/04
10月3日(木),大手町サンケイプラザ(東京都千代田区)にて標記セミナーが開催された.
本会会長である稲毛滋自氏(神奈川県)の挨拶の後,本会ホームページ「矯正歯科何でも相談」に寄せられた内容の分析をもとに,特に転医の際の治療費精算の目安を定めるなど,会としての取り組みを解説した.
その後,「咬み合わせから人生100年時代を考える-「中高年期の矯正歯科治療」をひもとく-」と題し,講演が行われた.食における歯の大切さから,きちんと咬める歯並びをつくることの重要性をわかりやすく解説,さらに全身疾患との関連が言われている歯周病患者への矯正治療の意義を述べた.また,臨床医の会ならではの豊富な症例を呈示しながら,現在の中高年層を対象としたさまざまな矯正治療を紹介し,最後に「安心して治療を受けていただくための6つの指針」を示して患者のQOLに貢献する矯正治療を提供したいと締めくくった.
その後の情報交換の時間でも活発な質疑が行われ,国民の矯正治療に対する注目度の高さがうかがわれた.