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第5回補綴歯科臨床研鑽会 プロソ19’ 開催される
 9月8日(日),日本大学歯学部本館7階創設100周年記念講堂(東京都千代田区)にて標記講演会が開催された(大会長:黒岩昭弘氏/松本歯科大学).
開会の挨拶をおこなう大会長の黒岩昭弘氏
 シンポジウムⅠ「高齢者歯科治療の現状―その使命と可能性とは―」(座長:関根秀志氏/奥羽大学)ではまず荒川一郎氏(日本歯科大学)が登壇.「咀嚼機能の検査,診断」と題し,演者らが開発した咀嚼機能検査法が有床義歯咀嚼機能検査として保険収載されるまでを述べ,その臨床応用について語った.「口腔機能低下症の効果的な検査・管理」では,佐藤裕二氏(昭和大学)が2018年4月の保険改定で認められた「口腔機能低下症」の検査と管理が十分に実施されていない現状を示し,機器不要の代替検査など簡便な検査によって低コストでおこなう臨床上の提案をおこなった.
 シンポジウムⅡ「高齢者歯科治療のこれから」(座長:水口俊介氏/東京医科歯科大学)では大岡貴史氏(明海大学)が「在宅歯科医療における口腔機能回復の在り方」との題で,高齢者において全身の健康と食事の楽しさに関連性があることを述べ,歯科医療従事者が口腔機能低下症の診断を下すだけではなく,他職種との連携をどのようにすべきか具体的に語った.「咀嚼機能回復と保健指導の組み合わせは,体組成と代謝指標を改善する」と題して登壇した武内博朗氏(神奈川県)は,歯科補綴治療がもたらす咀嚼機能回復を評価し,高齢者において代謝・体組織改善にどのように資するのかを示した.「高齢者医療活動に貢献するための組織づくりとその可能性」との題で登壇した田山二朗氏(国立国際医療研究センター)は,高齢者の経口摂取における最重要項目は嚥下機能の低下であることを前提とし,嚥下機能のみにとらわれず咀嚼機能を評価する必要性を説いた.
 その他,各シンポジウムでは若手会員による公募演題がシンポジウムⅠで2題,シンポジウムⅡで3題おこなわれ,各会員が取り組んでいる研究内容や臨床を通じた知見を披露した.
ディスカッションをおこなう演者たち

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