2019/08/30
8月25日(日),大阪市内にてSSCJの主催する標記会が,同会ボードメンバーの鈴木貴規氏(ニューヨーク大)を講師に招いて開催された.
今回,鈴木氏はインプラント周囲軟組織のマネジメントに言及.審美性もインプラントの成功率にかかわるとして,それを達成するための外科処置にも実行する理由とリファレンスポイントが必要だと指摘.その後,遊離歯肉移植術を実施するタイミングや結合組織移植術における各手法の使い分けを文献的・臨床的に考察.軟組織のマネジメントに際しては的確な診査診断を経てゴールを決定し,求められる審美性も踏まえて多様なオプションのなかから術式を選択すべきで,“術式ありき”で治療を進めてはならないと述べた.