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深井保健研究所 第18回コロキウム 開催される
8月4日(日),ステーションカンファレンス東京(東京都中央区)において,標記の大会が「公衆衛生と医療」をテーマとして開催された.(深井保健科学研究所).
大会長の深井穫博氏
 大会は,神原正樹氏(大阪府)による特別講演「口腔保健の客観的評価と医療の新展開」(座長:吉野浩一氏(東京歯科大学))からスタート.人生100年時代に貢献する歯科のあり方として,口腔の健康に焦点化したパーソナルヘルスレコードを紹介し,その客観的評価と医療の新展開について述べた.
神原正樹氏
 シンポジウム1「公衆衛生と多分野連携」(座長:安藤雄一(国立保健医療科学院),中西明美(女子栄養大学))では,それぞれ,花田信弘氏(鶴見大学)が「口腔保健と栄養」,深井穫博氏(同前)が「歯科口腔保健と特定保健指導」,中西明美氏(同前)が「口腔保健と栄養のアウトカムと評価指標」と口腔保健を考えるうえで欠かせないテーマを設定し,会場と活発に議論した.
花田信弘氏,中西明美氏
 シンポジウム2「パーソナルヘルスレコードとビッグデータ」(座長:恒石美登里氏(日本歯科総合研究機構),上野尚雄氏(国立がん研究センター))では,健康課題解決のためのテクノロジーについて各演者が報告をおこなった.島本大也氏(京都大学)の「生涯型パーソナルヘルスレコード 京都モデルの展開」,岡本悦司氏(福知山公立大学)の「公衆衛生と医療―ビッグデータの観点から」,安藤雄一氏(同前)の「パーソナルヘルスレコード,ビッグデータと歯科保健医療」のほか,指定発言として恒石美登里氏(同前)の「歯科口腔保健分野におけるNDB利活用の展開と課題」が提起された.
島本大也氏,岡本悦司氏
安藤雄一氏,恒石美登里氏
 シンポジウム3「公衆衛生と医療」(座長:宮﨑秀夫氏(明倫短大),深井穫博氏(同前))では,New Public healthにおける歯科医療の役割を考えるための問題提起がおこなわれた.松山祐輔氏(東京医科歯科大学)が「健康の社会的決定要因に関する研究はユニバーサルヘルスカバレッジ(UHC)達成にどう活かされるか」,嶋﨑義浩氏(愛知学院大学)が「公衆衛生と歯科医療における歯の喪失予防」,竹内研時氏(名古屋大学)が「疫学研究から政策への架け橋」,野村義明氏(鶴見大学)が「公衆衛生と医療:統計手法からみた新たな視点」,宮﨑秀夫氏(同前)が「公衆衛生における医療の役割:疫学調査の観点から」と,それぞれの視点からの報告がなされたほか,指定発言として若栗真太郎氏(滋賀県)の「健康寿命日本一の滋賀県の経験から学ぶ公衆衛生と医療」,誌上参加として小川祐司氏(新潟大学)の「WHOの動向」,福田英輝氏(国立保健医療科学院)の「公衆衛生の歴史と思想的基盤」がおこなわれるなど,コロキウム全体に通底するふさわしい演題が会場を沸かせた.
松山祐輔氏,嶋﨑義浩氏
竹内研時氏,野村義明氏
宮﨑秀夫氏,若栗真太郎氏

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