2019/07/29
7月28日(日),ホテル東京ガーデンパレス(東京都文京区)にて標記会が開催された.本会は,第6回アジア顎関節学会に伴い,フィリピンより来日した歯科医師との交流を目的に,久保田英朗氏(福岡県)の座長にて,英語による2題のレクチャーが行われた.
最初に中沢勝宏氏(東京都)が「Anatomy and Clinic of the TMD」と題し,顎関節をめぐる解剖と生理を解説.さらに,現在考えられている下顎頭吸収の機序の解説と,症例への対応を紹介した.
次いで和気裕之氏(神奈川県)が「Psychosomatic approach for the patient with TMDs」と題し,顎関節症おける精神的要因の関与の分析と,実際の複雑なケースを紹介.そのような症例の分析に使用しているM-W分類を解説し,分類別の具体的な症状や実際の対応を述べた.