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5-D Japan 10周年記念大会 開催される
 3月16日(土),17日(日)の2日間,標記会が東京ミッドタウンホール&カンファレンス(東京都港区)にて開催された.
 セッション1では,まず船登彰芳氏(5-D Japanファウンダー,石川県)が「Partial extraction therapy and Horizontal GBR for Immediate Implant placement into Extraction soket」と題し,4-Dコンセプトに基づく抜歯・インプラント埋入のタイミングなどを概説した後,歯根片を用いたSocket Shield technique,新たな手法であるHIT placementを用いた症例などを供覧した.Francesco Amato氏は「Single tooth implant replacement: Minimaliiy invasive approach to achive long term」と題し,上顎前歯部の単独歯インプラント治療における各ステップのポイントを詳細に解説し,できるだけ非侵襲性のアプローチで行うことを強調した.
 セッション2では,まず福西一浩氏(5-D Japanファウンダー,大阪市)が「Vital Pulp therapyの意義と重要性」と題し,断髄をめぐる現在の診断・処置法・考え方を整理し,直接覆髄と断髄,断髄と抜髄の選択基準などをめぐる疑問点を提示した.それに対してDomenico Ricucci氏(イタリア)は「Healing of pulp and periapical tissue, Lessons from histopathology」と題し,氏ならではの組織切片の考察および失敗も含めた豊富な症例をもとに考察し,デシジョンツリーを提示した.
 セッション3では,まず北島 一氏(5-D Japanファウンダー,静岡県)が「骨縁上欠損改善の臨床的アプローチ」と題し,矯正的圧下・挺出を併用した処置や,隣在歯根面における付着状態の把握の重要性を指摘した.それを受けてPierpaolo Cortellini氏(イタリア)は「Periodontal Regeneration In Intrabony & Furcation Defects」と題し,再生療法におけるフラップの術式であるMISTおよびM-MISTを解説,再生材料を使用しないでも再生の可能性がある状況を指摘した.また,複雑な病変における歯の保存症例を紹介し,通常の骨縁下欠損にて抜歯の必要性がないことを強調した.あわせて根分岐部における再生療法について,研究も含めた成果を供覧した.
 セッション4では,まず石川知弘氏(5-D Japanファウンダー,静岡県)が「審美エリアにおける三次元的な硬軟組織マネージメント」と題し,前歯部の多数歯欠損症例におけるGBR法のポイントおよびマテリアル選択について概説した.それを受ける形で,Ueli Grunder氏(スイス)は「The solution for long-term soft tissue and bone preservation for compromised extraction site in the aesthetic zone」と題し,GBR法や結合組織移植術などの術式のポイントを動画を交えて解説.多数歯欠損症例におけるインプラント治療において歯間乳頭を作るには骨および軟組織の増大が必要であり,インプラント間ではなくより頬側に必要なことを強調した.
 セッション5では,まず南 昌宏氏(5-D Japanファウンダー,大阪市)が「補綴治療計画のキーポイント」と題して講演.治療計画における原則を示したうえで,石灰化不全やTooth wearに対し接着歯学を応用してできるだけ保存的に治療した症例を供覧した.Francesca Vailati氏(スイス)は「THE THIRD CHOICE in case of tooth wear」と題し,氏が提唱する3ステップテクニックを用いて重度の酸蝕症や摩耗症に対して無切削・無麻酔で行った症例を供覧した.また,咬合を与える際には実際に患者がどのように咀嚼するのかを診査することが重要であることをその診査法とともに紹介した.
 第2会場では,1日目の午前に「5-D Japan next~次世代への継承」と題し,奥野幾久氏「”UP DATE” the Denture Work」,菊地康司氏「GBRを成功に導くためのPrimary wound closureについて」,竹内公生氏「歯周組織再生療法を成功に導くために考慮すべきこと」,丹野 努氏「Orthodontic Implant Site Development Using Labial Root Torque~矯正的組織増生法の考察」,松本圭史氏「咬耗が進行し削除量に制限がある歯に対して全顎的に補綴処置を行った咬合再構成~審美的・機能的に調和した補綴物を目指して」,吉田健二氏「外科的歯内療法の新提案」の6題,若手の演者による講演が行われた.

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