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昭和大学歯学部 文部科学省私立大学戦略的研究基盤形成支援事業 平成30年度シンポジウム開催される
 3月16日(土),昭和大学歯学部が5カ年計画で進めてきた「口腔機能維持・回復のための集学的研究開発拠点の形式」プロジェクト(代表:美島健二教授)の最終年度にあたるシンポジウムが,昭和大学歯科病院1号棟および2号棟(東京都大田区)にて行われた.
 本プロジェクトは,文部科学省の私立大学戦略的研究基盤形成支援事業として平成26年度に採択されて支援を受けている,大規模研究プロジェクトである.
 はじめに昭和大学歯学部長である宮﨑 隆氏(昭和大学歯学部長)が発表会開催のあいさつとして,超高齢社会に突入した我が国にとって口腔ケアの効果を科学的に考察することによって国民の健康に貢献したい考えを述べた.
 特別講演1では,山下喜久氏(九大)が「口腔細菌叢の育成と管理を介した歯科医療の新戦略」と題し,自身がおこなったクラスター分析の結果から,口腔の健康にとってより重要なことは,特定の主要な原因菌の増減に目を奪われるのではなく,口腔マイクロバイオーム全体のバランスのコントロールをおこなうことであると強調した.また,口腔マイクロバイオームを管理することは,口腔の健康はもちろん全身の健康にも影響を与えている事実を示し,未来の歯科医療の可能性について考察をおこなった(座長/桑田啓貴氏).
 続く特別講演2では,柳沢正史氏(筑波大)が「睡眠覚醒の謎に挑む」の演題で,「眠らない種はない」というごく当然の,しかしその理由などは一切解明されていない睡眠覚醒調節の”謎”を提示し,睡眠学の基本課題について会場に投げかけた.脳波測定で睡眠異常を示すマウスの原因遺伝子変異を同定する探索的アプローチをおこない,睡眠覚醒メカニズムの中核を担うと考えられる複数の遺伝子の同定に成功しその機能解析を進めていることが明かされた(座長/井上富雄氏).
 引き続き行われたプロジェクトの研究分担者による研究成果報告会では,「口腔機能維持・回復のために集学的研究拠点の形成」の15題のこれまでの研究成果がポスター発表され,会場の参加者を交えて活発な議論が行われた.

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