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公益社団法人日本補綴歯科学会 プレスリリース 開催される
 3月8日(金),公益社団法人日本補綴歯科学会(以下,日本補綴歯科学会)の事務局において標記のプレスリリースが開催された.日本補綴歯科学会としては初めての試みで,市川哲雄理事長(徳島大)のほか,理事や関係者が出席をした.
 内容としては,日本補綴歯科学会についての最近の取り組みを中心に,多数のトピックが紹介された.
 はじめに,日本補綴歯科学会が「『健康な食事・食環境』コンソーシアム」への参加の発表および参加の調印式が行われた.
 同コンソーシアムは日本栄養改善学会が中心となり,日本高血圧学会,日本糖尿病学会などの医科系学会なども参加するもので,外食・昼食・事業所給食で健康な食事(スマートミール)を提供する店舗や事業所への認証を行う.日本補綴歯科学会は歯科系の学会としては初の参加となる.
 発表および調印式には,日本補綴歯科学会理事長の市川哲雄氏(徳島大)と日本栄養改善学会理事長の武見ゆかり氏(女子栄養大)が出席.武見氏が「コンソーシアムによって,健康な食事.食環境の普及を応援するもので,生活習慣病の予防などに関して取り組みを進めていきたい」と,コンソーシアムの取り組みの意義を説明.市川氏も「適切な咬合を維持することによりフレイルや認知症を予防できる.歯科系の学会としてははじめての参加だが,国民の健康に貢献できるようにしたい」と抱負を述べた.

調印式での武見氏(左)と市川氏(右)
 続いて,日本補綴歯科学会の今後の取り組みについて,紹介された.
 一つ目は学生コンペティション,「第1回 JPS student clinical skills competition」についてで,歯科系大学の学生を対象に,補綴装置製作に関する技能を競うというもの.26の大学から応募があり,現在6名まで絞られ,6月には大会が開催される.「本企画を通じて,補綴についての教育基盤の整理につなげたい」と学術担当理事の馬場一美氏は述べた.
 二つ目は日本補綴歯科学会の「修練医」と「認定医」に関する案内で,「修練医」は若い歯科医師を対象とした制度として,「認定医」は専門医取得に向けてのステップとしての位置づけとし,両者とも会員でなくても取得できる制度.
 4月から申請を受け付け,10月に認定開始を予定している.
 また,補綴歯科学会のオフィシャルジャーナルである ”Journal of Prosthodontic Research”についての紹介や学会の最近の活動なども合わせて紹介された.

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