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横浜歯科臨床座談会700回記念例会 開催される
 2月10日(日),11日(月・祝),横浜歯科臨床座談会ホール(横浜市中区)にて,横浜歯科臨床座談会700回記念例会が「横浜歯科臨床座談会の現状と未来について考えよう」をテーマに開催された(代表:武居 純氏/横浜市戸塚区・タケスエ歯科医院).
 横浜歯科臨床座談会は,昭和14年に発足したスタディグループ.本会と多くの分科会からなる活動を行っており,今回の記念例会では,それぞれの活動報告が行われた.
初日の特別発表では,代表の武居氏が「私が取り組む日常臨床~根管治療から最終補綴まで~」をテーマに登壇.根管治療におけるマイクロスコープを用いた詳細な手技や充填のタイミング,根管の内部吸収への対応等について,CT画像による病巣の変化を提示しながら解説した.また他方,自家歯牙移植を欠損補綴の第4の選択肢として位置づけ,天然歯を可能な限り有効活用する診療方針を示した.
 分科会・食事指導勉強会による「“3歳までは甘いものを与えない”をもう一度考えよう!」では,丸森史朗氏,丸森郁美氏(ともに横浜市中区・丸森歯科医院),今村智之氏(横浜市戸塚区・今村歯科医院),鈴木和子氏(管理栄養士)が登壇.自らの家庭や子育てサークルで実践した“3歳までは甘いものを与えない”取り組みとその成果を紹介.「甘いものを3歳まで控えることで,何でも食べられる味覚を形成する」という本来の趣旨をいかに伝えていくかという課題を浮き彫りにし,議論が深められた.
 続く「それぞれの歯科臨床~これが私のスペシャリティ~」では,丸森史朗氏が「ラバーダム防湿のクオリティーを高めるために」と題し,様々なラバーダムシステムの漏洩実験の結果を臨床的に分析した.そのほか,「甘いもの大好きな女子大学生との関わりから」(今村氏),「患者さんのブラッシングに支えられて25年」(奥沢康彦氏/東京都台東区・奥沢歯科医院),「アクアライザーによる咬合採得を用いた総義歯臨床とその展望」渡瀬孝彦氏(横浜市泉区・渡瀬歯科医院),「上顎側切歯の根尖病巣への対応とその経過」武居秀昭氏(横浜市戸塚区・タケスエ歯科医院)の講演が続いた.
 
 2日目の最初のプログラムは,「横浜で培われてきた100%磨き」.上田里奈氏(タケスエ歯科医院)が,むし歯予防研究会を代表し,自らの100%磨きへの挑戦の実際と,その体験を経ての自身の患者指導の成長を報告した.
 分科会・ジャーナルクラブは,根管貼薬後に根尖部に観察される石灰化物について,文献的・病理学的・臨床的な考察を試みた.分科会・10年経過の症例を検討する会は,抜去歯をスライスカットしての観察活動を総括.分科会・はなそう会では,歯科衛生士のみで行う分科会の意義が会場を交えディスカッションされた.
 最後に,丸森英史氏(横浜市中区・丸森歯科医院)が「臨床の醍醐味とは,問題発見.その取り扱いは」とのテーマで講演.長期の咬耗の観察から得られた知見を中心に,研究会活動の醍醐味は,仮説検証の場であり続けることであり,そこでの研鑽が患者の利益へと還元されるはずと結んだ.
 

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