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第3回 Greater Nagoya Dental Meeting開催される
 1月27日(日),標記講演会が「補綴臨床、温故知新」をテーマに開催され,約400名が参加した.今回からはメインセッションとランチョンセミナーに加えて歯科衛生士・歯科技工士セッションも新たに並行して行われ,名古屋コンベンションホール(名古屋市中村区)にて会場規模を大幅に拡大して実施された〔大会長:飯田吉郎氏(愛知県),実行委員長:高田智史氏(愛知県)〕.
▲メインホール風景
▲大会長の飯田吉郎氏
 メインセッションではまず大河雅之氏(東京都)が「MI Esthetic adapting Digital Dentistry」と題し,歯質接着や材料・機器の進化により全顎修復治療もMIで実施することが可能になったとして,従来的な診査診断を踏まえて従来法とデジタル法をミックスして臨んだMI審美修復症例を2例供覧した.
 次に二宮佑介氏(東京都)が「Interdisciplinary approach for complex patients」と題し,患者のコンプレックス由来あるいは酸蝕症に伴う咬耗や先天性欠損による歯列不正のある複雑な症例における治療のマネジメントについて,ラボサイドとの連携も含めて解説した.
 青島徹児氏(埼玉県)は「Sbugingival Crown Contour Concept―Oral Barriologyがひもとく接合上皮内マージンの有効性」として,接合上皮エリア内にクラウンマージンを設定することで歯肉とエナメル質の2つの外胚葉由来組織がバリアの役割を果たす(Oral Barriology)と臨床例から述べた.
 松本勝利氏(福島県)は「咬合再構築のロンジェビティーにおいて遵守しなければならないルール」として,総義歯とはクラウンブリッジ,インプラント,全部・局部床義歯といった「すべての義歯を総じる」ものという概念を示した後,診査の重要性や全部床義歯の顎位設定,人工歯配列について説明した.
▲メインホール演者によるディスカッション.左から松本氏,大河氏,二宮氏,青島氏
 なお,歯科衛生士セッションでは辻 沙耶加氏(大阪府/株式会社ボーテ)が「ホワイトニングを入り口に,予防への意識と習慣を生涯にわたり持続させるチームアプローチ」,浅野弥生氏(北海道/新札幌いった歯科)が「チーム医療を活性化させるアンガーマネジメント」,大野真美氏(大阪府/カガミ歯科医院)が「歯科衛生士の仕事がもっと楽しくなる「マイクロスコープ活用術」」との講演を,歯科技工士セッションでは都築優治氏(京都府/Ray Dental Labor)が「Harmonious prosthetic approach considering gingival esthetics」,夛田博知氏(アメリカ/Ultimate Styles Dental Laboratory)が「Theory & Practice-BLEACH-漂白された歯牙をセラミックにて再現するための理論と実践」との講演を行い,多くの歯科衛生士,歯科技工士が会場に詰めかけた.
▲歯科衛生士セッション風景

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