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歯科衛生士のための歯科心身医学入門 開催される
 1月20日(日),東京医科歯科大学(東京都文京区)にて標記セミナーが開催された.日本歯科心身医学会主催による初の歯科衛生士対象のセミナーで,次の6つの講演が行われた.

「歯科心身医学概論」安彦善裕氏(北海道医療大)
「歯科恐怖を知る」苅部洋行氏(日歯大)
「歯科心身医療外来から-衛生士への期待」豊福 明氏(医歯大)
「歯科補綴に関わる心身医学」藤澤政紀氏(明海大)
「歯科心身医療での歯科衛生士の役割」宮下順子氏(東京国際歯科六本木勤務)
「歯科衛生士ができる認知行動療法」松岡紘史氏(北海道医療大)
登壇した安彦氏
 安彦氏は,軽い心の不調からくる身体症状に悩む患者は多いとして,歯科心身医学領域へのアプローチの重要性を訴えた.そして,歯科心身症の定義ははっきりしていないが,「医学的に説明困難な口腔症状」に近い意味をもち,口腔領域の不定愁訴を訴える患者に対しては,まず歯科心身症なのか,精神的疾患による症状なのかを判断することが必要と述べ,歯科心身症に対する基本のスタンスを示した.
 続く刈部氏は,歯科恐怖の疫学,原因について解説.高度な歯科恐怖の頻度は7.3~24.3%であり,性別,年齢,人種などによって恐怖の程度に差はあるものの,恐怖の原因は一定の傾向を示すという.また歯科恐怖には,治療や痛みが原因になっているだけでなく,歯科医師が恐怖の対象になっていたり,恥をかかされる・けなされることへの恐怖も含まれるが,ほとんどの人にとって歯科衛生士は肯定的・非脅威的存在であると述べ,歯科衛生士による患者対応のヒントを示した.
 その他,咬合異常や補綴に関する歯科心身医学やコミュニケーション・患者対応に関する講演が行われ,盛況のうちに閉会となった.

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