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平成30年度 全国歯科技工士教育協議会 総会,理事長・校長会議,教務主任会議 開催される
 2018年5月18日(金),19日(土),京都タワーホテル(京都市)において,全国歯科技工士教育協議会(全技協:会長=尾﨑順男氏/日本歯科大学東京短期大学教授)主催の標記会議が開催され,全国49の歯科技工士養成校より102名の理事長・教務主任らが参加した.

 初日は理事長・校長会議,教務主任会議として,基調講演や特別講演などが行われた.
会場の様子
 基調講演「歯科技工士を取り巻く現状について ~歯科技工士教育内容の大綱化に期待すること~」では和田康志氏(厚生労働省医政局歯科保健課)が登壇.歯科技工士の需給予測の結果として近い将来に大幅な歯科技工士不足が起こる可能性を示し,その対策が急務であると指摘した.そのうえで,歯科技工士の質・量を確保するための取り組みとして,大綱化導入をはじめとする教育内容の見直し,職種の認知度を高めるための「歯科補てつ物製作過程等の情報提供推進事業」,厚労省内に設置された「歯科技工士の養成・確保に関する検討会」などについて,その概要と狙いを紹介した.
会場からの質問に答える和田氏
 続いて尾﨑氏より「『入卒状況・就職状況』について」と題して,今年度の入学者数や卒業者数,求人数,就職状況などの報告がなされた.今年度の入学者数は昨年に比べ微増した.

 特別講演「医療従事者とヒューマン コミュニケーション」では,髙塚人志氏(元鳥取大学医学部准教授・特任教授)が登壇.「コミュニケーションの第一歩は相手に関心をもつこと」「相手の気持ちを聴くうえで大切なのは『同意する』ことではなく『わかる』こと」など,コミュニケーションの基本を示した.
髙塚氏による特別講演
 翌19日(土)には総会が開催された.はじめに功労賞の表彰および専任教員研修認定証の授与が行われた後,今年度の事業計画案・収支予算案が審議され,ともに可決された.

 来年度の総会は,2019年5月17日(金),18日(土),東京医科歯科大学(東京都文京区)にて開催予定.

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