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九州臨床歯科の会・MMID・KDM若手会 合同勉強会開催される
 11月26日(日),熊本県歯科医師会館(熊本市中央区)にて福岡・宮崎・熊本3県のスタディグループによる標記会合が「歯の保存を再考する~天然歯を活かすために~」をテーマに開催された.
 始めに登壇した箕田竜也氏(熊本県)は「外傷歯へのアプローチ」として予知性の高い外傷歯の保存について,近藤 崇氏(福岡県)は「初めての歯根端切除術」と題して歯根端切除術の成功基準について,山中龍太郎氏(宮崎県)は「歯冠歯根比を再考する」として適切な比率を満たさない場合の歯の保存の可否等についてそれぞれ臨床的に考察した.
 初の取り組みとなる歯科衛生士セッションでは米 可那氏(福岡県)が「歯の保存~歯科衛生士としての関わり~」と題し患者の知識・意識向上のための取り組みを,兒玉亜祐美氏(宮崎県)は「歯周病患者における禁煙指導とメインテナンス」として臨床例から禁煙へのアプローチを提示した.
 「上顎犬歯と挺出処置について」では境 大助氏(熊本県)が症例から犬歯を可及的に保存する意義を示し,「歯の保存を再考する~最終像からの設計~」では池尻 敬氏(福岡県)が機能回復の観点から補綴設計優先で歯の保存=抜歯基準を考察,日髙輝政氏(宮崎県)は「基本的な根管治療で歯を残す」として適切なコンセプトとプロトコルを順守することで根管治療の確実性が高まると述べた.

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