2017/10/31
10月29日(日),リファレンス博多駅東(福岡市博多区)にて標記セミナーが開催された(主催:デンタルスクウェアジャパン事務局,共催:株式会社デンタリード).
午前中は築山鉄平氏(福岡県)による講演が行われ,抜歯後の骨吸収の様相や各種造成術の効果を文献から示し,硬・軟組織を保つためにはインプラントの埋入タイミングの適切な見極めが重要であり,遡ってオプションの選択については抜歯前の正しい決断が重要であることを,エビデンスを示しながら解説した.続いて骨再生誘導法に関して,その原理や骨移植材料の分類,前歯部領域への応用に焦点を当てた臨床的条件に応じたアプローチ法などを示した.
午後にはブタ顎を用いた実習として,切開,全層弁剥離,水平マットレス・マットレス縫合,部分層弁剥離,骨移植材填入→吸収性メンブレン設置,閉鎖の各術式の要点を築山氏が実演・助言した.