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第32回日本小児歯科学会関東地方会大会・平成29年度総会開催される
10月1日(日),松戸市民会館(千葉県松戸市)にて,「子どもたちの輝く明日のために」をメインテーマに標記大会が開催された(大会長:谷 博司氏/千葉県・たに歯科医院).
基調講演「口腔疾患の発症リスクを遺伝から考える」では,清水武彦氏(日本大学松戸歯学部小児歯科学講座教授)が登壇.歯科の二大疾患である歯周病や齲蝕をはじめ,下顎前突や先天性欠如など,さまざまな歯科疾患の発症に遺伝要因が関与していることを最新の研究報告を供覧しながら紹介.今後遺伝要因の解明と臨床における応用が進むことで,無歯顎の乳児期から疾患のリスクを予測することが可能になり,予防や治療のあり方が大きく発展すると述べた.
講演する清水武彦氏
特別講演「小児アレルギー疾患のトピックス(食物アレルギーを中心に)~昔の常識は今の非常識?~」では,佐藤好範氏(千葉県小児科医会会長)が登壇し,近年アレルギー罹患者が増加している原因や,アレルギー発症のメカニズムなどを解説.小児の臨床において特に問題となる食物アレルギーを中心に,最新の学説や治療法から保護者への適切な指導法などが紹介され,タイトルのとおり従来の“常識”を覆す数々の知見に,会場は大きく沸いた.
講演する佐藤好範氏
 歯科衛生士セミナー(認定歯科衛生士認定更新必須研修セミナー)では,山口秀紀氏(日本大学松戸歯学部歯科麻酔学講座准教授)が登壇.「歯科衛生士のための小児の救急処置と歯科医療管理」と題し,成人とは異なる小児への救急対応の意義を論じながら,乳児,幼児それぞれへの救急処置法について,模型や動画を用いながらわかりやすく解説した.また,歯科の現場で実際に起こった小児の窒息事故なども紹介しながら,「歯科医院内で起きる子どもの事故は必ず助けなければならない」と述べ,歯科衛生士が小児の救急蘇生法を学び,身につけることの重要性を改めて強調した.
模型を用いて救急処置の手法を紹介する山口秀紀氏
講義後に行われた「小児の救急蘇生実習」には,多くの歯科衛生士受講者が参加した

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