2017/08/25
8月18日（金），日本歯科医師会館（東京都千代田区）において，標記の大会が開催された．SCRP(スチューデント・クリニシャン・リサーチ・プログラム)は歯学部で学ぶ学生が自らの研究テーマについて，英語でポスタープレゼンテーションをして競う大会である．23回目の開催となった本年度は全国の歯科大学/歯学部28校が参加し，2018年3月に米国フロリダ州において開催される，AADR学術大会への参加権を競い合った．
厳正な審査により，本年の優勝には吉野 舞氏（広大5年）による「単一細胞トランスクリプトミクスによる骨芽細胞の多様性の解析」が選ばれた（ファカルティー・アドバイザー：吉子裕二氏および南崎朋子氏）．吉野氏はAADR学術大会へ参加し，各国のSCRP代表者と共にプレゼンテーションを行う予定である．
準優勝には福留彩音氏（日大5年）による「歯槽骨吸収予測指標としての歯肉溝滲出液中ストレスシグナリングの解析と臨床応用への検討」（ファカルティー・アドバイザー ：今井健一氏）が選ばれた．
吉野氏によるプレゼンテーション
左から，松本 夏氏（阪大・基礎２位 ），吉野 舞氏，福留彩音氏，柳田陵介氏（東歯大・臨床２位）
また過去のSCRP大会参加者であり，昨年の大会で優勝した神園 藍氏（鹿大）のファカルティ－・アドバイザーを務めた，楠山譲二氏（鹿大）による「SCRPとの出会い，そして今」と題した発表も行われ，第一線の研究者として活躍する楠山氏が感じるSCRPの意義について紹介された．