2016/08/22
8月19日(金),日本歯科医師会館(東京都千代田区)において,標記の大会が開催された. SCRP(スチューデント・クリニシャン・リサーチ・プログラム)は歯学部で学ぶ学生が自らの研究テーマについて,英語でポスタープレゼンテーションをして競う大会である.本年は初の歯科大学/歯学部29校全てが参加し,10月の米国歯科医師会年次集会(コロラド州デンバー市で開催)で行われるADA/SCRP大会への参加権を競い合った.
厳正な審査により,本年の優勝には神園 藍氏(鹿児島大 4年生)による「Syk活性阻害は間葉系幹細胞の骨分化を促進し脂肪分化を抑制する」が選ばれた(ファカルティー・アドバイザー:松口徹也氏).神園氏は10月に米国コロラド州デンバー市で開催される ADA/SCRP 大会に出場し,
各国のSCRP代表者と共にプレゼンテーションを行う予定である.
準優勝には加藤みなみ氏(広島大 6年生)による「porphyromonas gingivalis の歯性感染は肝星細胞を活性化し非アルコール性脂肪性肝炎の病態を進行させる」(ファカルティー・アドバイザー 髙田 隆氏・宮内睦美氏)が選ばれた.
神園氏によるプレゼンテーション
左から,小湊広美氏(医科歯科大・基礎2位 ),神園 藍氏,加藤みなみ氏,小村晃広氏(大歯大・臨床2位)
また,過去のSCRP参加者の関根陽平氏(みはる矯正・歯科医院)による「SCRPとの出会い,そして今」と題した発表も行われ,スポーツデンティストとして活躍する,SCRP経験者の現在の活動についても紹介された.