2016/07/25
7月21日(木)~23日(土)の3日間,大阪国際会議場(大阪府)にて標記会が開催された(会長:宗圓 聰氏・近畿大).
招待講演7「顎骨壊死ポジションペーパー2016」では,米田俊之氏(インディアナ大学)が登壇し,米田氏が中心となり日本骨代謝学会,日本骨粗鬆症学会,日本歯周病学会,日本歯科放射線学会,日本口腔外科学会,日本臨床口腔病理学会が共同で作成し,4年ぶりとなったポジションペーパーの内容について,2012年のポジションペーパーからの変更点を中心に紹介した.ビスフォスフォネートおよびデノスマブによって起こる骨吸収抑制薬関連顎骨壊死(ARONJ)をめぐりエビデンスの蓄積は不十分であり,現状は報告をもとに作成するコンセンサスの位置づけである.メカニズムなどについてもわかっていることは完全とは言えず,引き続き医科・歯科の連携,協議の重要性が指摘された(座長:吉川秀樹氏・大阪大).