2015/12/11
「StraumannRoxolidインプラント」新製品発表会 開催される
2015年12月10日に標記の会が東京ステーションホテル(東京都千代田区)にて開催された.歯科用インプラント(人工歯根)等の輸入販売を行うストローマン・ジャパン株式会社(東京都港区,代表取締役社長 嶋田 敦)は,2016年1月5日より厚生労働省の薬事承認を得て,StraumannRoxolidインプラントを販売開始することを発表した.
製品発表会ではRoxolidおよびSLActiveをトピックに,矢島安朝氏(東京歯科大学 口腔インプラント講座 教授),勝山英明氏(医療法人社団さくら会 理事長),飯島俊一氏(アイティデンタルクリニック 院長)の3名が開発の経緯や必要性,そして臨床における重要性について講演した.
講演では,Roxolidの特徴として,チタンとジルコニウムの合金で作られており,それによって既存の純チタン製インプラントより24%の疲労強度の向上が見られたこと,強度の向上によって従来より細い径(φ3.3㎜)のインプラントが使用できるようになるメリットが提示された.また,RoxolidはSLActiveと同じ表面性状をもつため,従来通りの優れた骨結合を可能とする.つまり,Roxolidを用いた早期負荷術は,適正な患者選択を行うことで通常負荷に劣ることなく早期治癒(Early healing)が実現可能であるとした.
講演後の懇親会では演者と活発な意見交換が行われ,盛況の内に幕を閉じた.