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「大分県歯科技工士会生涯研修会」開催される

 2014年12月21日(日),大分県歯科技術専門学校(大分県別府市)にて,標記研修会が開催された.本会は日本歯科技工士会の生涯研修プログラムの一環として,同地出身の歯科技工士である佐藤幸司氏(名古屋市守山区/佐藤補綴研究室)を招聘して行われたもので,歯科技工士30名余りが参加した.

 

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 佐藤氏は冒頭で「職業倫理を考える」と題して歯科技工士の地位向上に向けた取り組みの必要性に言及.「われわれ歯科技工士が製作しているものは単なる補綴“物”ではなく,人工臓器としての補綴“装置”です」と話し,日常使用する言葉一つひとつの意味とあり方を考えることが必要だと訴えた.また,今後普及するであろう歯科用CAD/CAMシステム存在を見据えて,機械により取って代わられることのない,専門的な知識・技能を教育することが今後重要になると話した.

 

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その後は「咬合平面の考察と決定法」をテーマに,デモを交えた講義を実施.曖昧な基準で治療を行うのではなく,明確な根拠に基づき作業を進めることが専門職としての歯科技工士には重要であると話し,解剖学的数値を考慮した咬合高径の決定法,排列テンプレートと患者の顎堤状態から人工歯の位置と方向を決定する手法などを供覧した.

 

※月刊『歯科技工』第42 4号,および第8号の「特別解説」記事に関連論文を掲載しています.また,同誌後続号にて佐藤氏による連載記事を掲載予定です.

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