8月20日(水),日本歯科医師会館(東京都千代田区)にて,標記の大会が開催された.SCRP(スチューデント・クリニシャン・リサーチ・プログラム)は歯学部で学ぶ学生が自らの研究テーマについて英語を用いたポスタープレゼンテーションで発表して競い合うもので,本年は全世界から39カ国で実施,日本代表選抜大会には全国の歯科大学・歯学部から28校が参加した.
6名の審査員による審査の結果,本年の優勝には基礎部門第一位,昭和大学歯学部6年生の道家 碧氏による「歯周病原菌の産生するヌクレアーゼの解析」が選ばれた(ファカルティ・アドバイザーは桑田啓貴氏).道家氏は本年10月に米国サン・アントニオで開催されるアメリカ歯科医師会の年次集会に招待され,SCRPの各国代表および米国国内の上位入賞者とともに研究発表を行う.

優勝決定後,改めて発表を行う道家氏


道家氏とファカルティ・アドバイザーの桑田氏(左),
日本歯科医師会の大久保会長(右)
準優勝には臨床部門第一位の日本大学歯学部5年生の神田 舞氏の「OCTを用いたバイオアクティブガラス含有歯磨剤がエナメル質の脱灰に及ぼす影響の検討」が選ばれた.

参加者・関係者が一同に揃って
また,今回はわが国での大会開催が20回目の節目ということもあり,過去に参加したスチューデント・クリニシャンOBによる発表や,20回連続で参加した日本歯科大学新潟生命歯学部への表彰などが行われ,節目の年に華を添えた.
次回,第21回大会は2014年8月21日(金)に開催予定.
(画像は全て主催者提供)