5月10日（土），同学講堂で創立100周年記念式典および岡野光夫・東京女子医科大学教授による記念講演会が開催，その後，リーガロイヤルホテル小倉に会場を移し記念祝賀会が開催された．
九州歯科大学は，大正3年（1914年）福岡市に創立された九州歯科医学校から今年100周年を迎える．その後，戦前，戦後の経緯を経て，昭和24年（1949年）新制九州歯科大学に昇格，平成18年（2006年）には「公立大学法人」となって今日を迎えている．
同学は日本で唯一の公立歯科大学として，地元の九州工業大学，産業医科大学，北九州市立大学と共同で，福祉をふくむ医・歯・工学連携を進め，また，アジアを中心とした海外の9大学との連携協定を結ぶなど，地域と日本，世界を視野に入れた教育，研究拠点として積極的な発信を行ってきた．
記念式典で西原達次学長・理事長は挨拶の中で，100周年を迎えるにあたり「和（やわらぎ）の100年から新たな世紀へ」というメインテーマを掲げて創立100周年記念事業を展開してきたこと，また，今後もグローバルな道を歩む歯科医療人の要請によって社会に貢献していくとの決意を述べた．
西原達次学長・理事長
祝賀会は，西川京子・文部副大臣，小川 洋・福岡県知事，大久保満男・日本歯科医師会会長，住友雅人・日本歯科医学会会長をはじめ，来賓，卒業生，在校生など500名以上の参加者のもと盛大に開催された．