11月19日(火)，ストローマン・ジャパン内セミナールーム(東京都千代田区)において，報道関係者を対象とした日本歯科インプラント器材協議会主催の第1回メディアセミナーが「インプラント治療が進むべき方向性を探る ～今さら聞けないインプラントのこと～」と題して開催された．
日本歯科インプラント器材協議会(黒田和彦会長)は，2002年に発足した歯科インプラントや関連器材を販売する20社で構成される業界団体で，2012年12月に国民生活センターから関連学会へ提示された要望書を受け，インプラントの安全性について批判的な報道がなされた経緯を踏まえ，学会や業界関連団体と協同で市民フォーラムの開催，セミナーガイドラインの策定などインプラントの安全性を高める取り組みを進めている．
今回，その一環として報道関係者を対象としたメディアセミナーが開催され，日本口腔インプラント学会の渡邉文彦理事長(日本歯科大学新潟生命歯学部歯科補綴学第二講座教授)を演者として，インプラントにおけるトラブルの原因，学会の取り組みとしての卒前教育や専門医制度，医療広告のあり方と国民への正しい情報提供や啓蒙活動など今後の課題について講演を行った．