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2013年臨床歯科を語る会

 7月13日(土)~15日(月・祝)の3日間,クロス・ウェーブ府中(東京都府中市)にて,2013年臨床歯科を語る会が180名の参加者のもと開催された(実行委員長:千葉英史氏/千葉県開業).

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 14日(日)の全体会「1本のインプラントの効果と限界」では,欠損歯列における最小限の本数によるインプラントの効果的な活用法とその限界について,5名のプレゼンターによる症例提示をもとにディスカッションが行われた.
 続く分科会では,「欠損歯列における犬歯の役割」「インプラントで残存歯は守られるのか」「下地勲歯根膜道場」の3つのセッションが展開された.「インプラント~」では,インプラントの対合歯および臨接歯の保存状況に関する臨床統計をもとに,残存歯を守るためのインプラントのあるべき応用法がディスカッションされた.
 テーブルクリニックでは「経過からみたメタルフリー修復」「パーフォレーションリペア」「歯周基本治療を極める」の3題.いずれも,日常臨床における疑問を丁寧に取り上げたセッションであった.

 3日目の全体会「重度歯周病症例で歯根膜を保存する意義」では,東克章氏(熊本県開業)が登壇.多くの重度歯周炎患者における歯の保存の実例が,超音波スケーラーによる根面デブライドメントの術式とともに紹介された.わずかの量の歯根膜であっても,その保存がもつ可能性を感じさせる内容であった.

 また,連日開催された夜の部では,和嶋浩一氏(慶應大)を講師に招いての「非歯原性歯痛の診療ガイドラインについて」や,永田省藏氏(熊本県開業),須貝昭弘氏(神奈川県開業)を相談役とした「症例相談の部屋」など,深夜までディスカッションが繰り広げられた.

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