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「GDSデンチャー技工総論セミナー」開催される

1013日(土),14日(日),UKデンタル福岡店 UKホール(福岡市早良区)にて標記講演会が開催され,歯科医師,歯科技工士約30名が参加した(主催:株式会社UKデンタル).

 

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GDSGLOBAL DENTAL SYSTEM)とは,患者の口腔内を多角的に管理し,的確な治療を遂行することを目的として松本勝利氏(福島県南会津郡/あらかい歯科医院)が提唱する“歯科治療システム”であり,それを軸とした臨床に取り組むスタディグループの名称でもある.今回はその中で総義歯治療・技工に関する手順を定めたGLOBAL DENTURE SYSTEMにおけるポイントや注意点を,GDS認定ラボの資格を持つ田中昌弘氏(福岡県久留米市/LAB QUALITY)が主に歯科技工士を対象として解説した.

 

田中氏は始めに,昨今は総義歯の吸着が耳目を集めているが,本当に重要なのは咬合であり,義歯が吸着した状態で問題なく機能するかどうか(よく噛めて,経年的な生体への為害性がないこと)に注意すべきであると語った.また,義歯を製作する際にはチェアサイドから送られてきた模型などの情報に合わせて漫然と作業をするのではなく,製作する義歯の最終像をまずイメージし,そこから逆算した作業を考えなければ,口腔内に調和する義歯を製作することは難しいと指摘した.

 

そのうえで,総義歯の立体設計図となるデンチャースペースと,もともと歯の生えていたところであり,人工歯の排列位置の目安となるニュートラルゾーンへの理解を促すとともに,それを歯科技工士が具現化するために必要な,義歯床辺縁形態にかかわる解剖学的知識を説明した.特にGDSにおいては「外ボーダー(義歯床頬舌側面における最初の変曲点)の封鎖によって義歯の吸着を図るので,同部位の印象採取(採得)が的確になされているかどうかを確認する」などの点に注意している事や,解剖学的ランドマークや数式を活用した下顎舌側後縁ラインの決定法などが示された.上顎においても,ハミュラーノッチに床後縁を設定することや,筋の作用方向に合わせて辺縁封鎖を図るとよいことなどを解説した.

 

(後略)

 

※本講演の詳細については,月刊『歯科技工』12月号のRecord記事にて報告します.また,関連論文も同誌後続号にて掲載予定です.

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