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「Amorphous congress Vol.3」開催される

 10月9日(日),大阪国際交流センター(大阪市天王寺区)にて標記講演会が開催され,約130名が参加した.

 主催団体である「Amorphous」(会長:戸島大輔氏;大阪府大阪狭山市/医療法人 西村歯科 金剛診療所,LiCCA Lab)は2008年に30代前後の若手歯科技工士を中心に結成され,「同世代の歯科技工士の“出会いと学び”を後押ししたい」との想いを持って例会や年1回の特別講演会を中心に活動するスタディグループである.今回は会員4名および外部講師1名が登壇し,それぞれが問題意識を持って取り組んでいる臨床テーマに関する考察を披露した.

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 「Individuality~Form follows function~」と題して講演した都築優治氏(京都市山科区/Ray Dental Labor)は,冒頭で天然歯の蛍光性に関して分析.また,“Individuality(患者の個性の表現)”を実現するための歯の形態と排列,コーピングの下地処理,アンテリアガイダンスとバーティカルストップ確立の重要性,フルマウスリコンストラクション(全顎的な咬合再構成症例)など多彩なトピックについて,11症例もの豊富な例を通して多様なアプローチ法を提示するなど,聴衆にとって多くの示唆に富む知見を惜しみなく披露した.

 加藤尚則氏(名古屋市天白区/カスプデンタルサプライ・カナレテクニカルセンター)は「光学的色調を考慮したジルコニアレストレーション」との演題にて補綴物の蛍光性に焦点を絞った解説を行い,天然歯や補綴物の蛍光性(Flourescence)とは「Luminescence」(蛍光体物質が励起源から受け取ったエネルギーを発光して放出すること)に包括される概念であり,特に光を受けて発行するPhoto Luminescenceに分類されること,その際に天然歯の象牙質はエナメル質の3倍強く発光すること(Vitalescence),一般的に使用されている歯科用陶材では高彩度,不透明なものほど蛍光性が低く,トランスルーセント陶材では高い傾向にあることを詳説した.

 今回は,同会の顧問的立場にある藤本光治氏(大阪市淀川区/ミナミ歯科クリニック)と藤尾 明氏(大阪府東大阪市/本多歯科医院)より各講演に対して的確な講評が行われ,また前会長の村田彰弘氏(大阪市西区/Dental Lab LAZARUS)が各演者への敬意と親愛の情に満ちた総括で会場を沸かせるなど,会の強い結束と活力を改めて感じさせるイベントとなった.

※このほかの講演を含む本講演会の詳細については,月刊『歯科技工』11月号のRecord記事にて報告します.

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