7月3日(日),ベルサール神田(東京都千代田区)にて,「予知性のあるインプラント審美治療を考える」をテーマに,JMM COLLOQUIM 2011が開催された(主催:日本メディカルマテリアル).
午前中は,山本哲也教授(高知大)を座長に,金山健夫助教(名市大)による「インプラント審美補綴を再考する-形態美と機能美の調和とは-」,吉田博志氏(北海道開業)による「下顎前歯部先天性欠損症例-チタンメッシュを使用した垂直的、水平的骨造成-」,堤春比古氏(福岡県開業)による「Solution Toolとしてのインプラント治療」,吉野晃氏(東京都開業)による「インプラント治療とバイオメカニクス」,Dr.Han Geum-Dong(韓国開業)による「Environmental improvement around the implant」の5題がメイン会場の一般講演[ケーススタディ]として行われた.

堤氏

吉野氏
また,メイン会場での講演と並行して,「ずっと通い続けたい!と患者様が感じるキーワードVol.2」と題した歯科衛生士セッション,「予知性のあるインプラント技工」と題した技工士セッションも開催され,歯科医師のみならず,歯科衛生士,歯科技工士の来場も目立った.
午後からは特別講演として,中川 寛一教授(東歯大)を座長に,春日井昇平教授(東医歯大)が「上顎臼歯部インプラント治療の多様性とその選択基準」と題して講演.上顎臼歯部のインプラント治療では,骨質の問題によって,サイナスリフトやソケットリフトが必要となる症例が多いこともふまえ,ショートインプラントの使用や傾斜埋入の適応も含めた,さまざまな治療法を整理するとともに,その選択基準を提示した.

春日井氏
最後は澤瀬隆教授(長崎大)を座長に,歯科医師と歯科技工士のコラボレーションをテーマとしたシンポジウムが行われた.
最初に「ストマトロジーからみたインプラント補綴における永続性を考察する―再評価におけるMedical Electronics 機器の有用性を含めて―」と題して,国賀就一郎氏(兵庫県開業)が,筒井照子氏(福岡県開業)の提唱する,ストマトロジーとデンティストリーの考え方に基づき,ME機器を活用した評価法について解説した.
続いて,「形態・機能・生物学的要因を踏まえたコラボレーションを考える」をテーマに水上哲也氏(福岡県開業)が,インプラント審美修復に求められる形態・機能・生物学的要因を整理し,その後に歯科技工士の立場から山田和伸氏(愛知県開業,歯科技工士),歯科医師の立場から林美穂氏(福岡県開業)が,インプラント審美修復を成功させるための良好な連携について豊富な臨床例を元に解説した.

澤瀬氏

国賀氏

水上氏