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「第9回 モリタ歯科技工フォーラム2011 TOKYO」 開催
 2月5日(土),ベルサール神田(東京都千代田区)にて標記イベントが開催され,歯科技工士を中心に約550名が参加した(主催:株式会社モリタ).

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 「新人発掘プロジェクト 技工登竜門」では,優秀賞に選ばれた近藤悠司氏(浅井歯科技研)が「テクニカルモデルの重要性とその臨床応用」,村上泰敏氏(協和デンタルラボラトリー)が「lab side approach to the implant restoration~目指すのは患者の笑顔~」と題してそれぞれ入賞者プレゼンテーションを行った.
 「ドイツと日本の未来と希望~渡独15年を振り返る」では,大川友成 氏(ドイツ・ハンブルグ/Okawa Zahntechnik)が登壇.史上二人目の日本人歯科技工士マイスターとしてドイツで歯科技工所を開業し,当地で審美修復技工に従事している大川氏より,ドイツでの歯科技工士としての日常の紹介のほか,タイプの異なる上顎審美領域のオールセラミックスレストレーション症例が提示された(※注:大川氏の講演内容の一部は,『歯科技工』2月号のGlobal Monographにて掲載しています)
「ノンクラスプデンチャーの臨床~満足する義歯を作るポイント~」では,谷田部 優氏(東京都文京区/千駄木あおば歯科)が,近年注目度を上げてきているノンクラスプデンチャーについて,わが国における臨床導入の歴史を振り返ったうえで,適応症や材料の特性を解説.ポリアミド系,ポリカーボネイト系,ポリエステル系,アクリル系の4系統12種類の国内認可材料の中から,氏の提起する「壊れない,適合がよい,劣化しない,着色しない,修理ができる,リライニングができる」という選択基準と照らし合わせて臨床応用する考え方を説明したほか,設計の要点として「義歯の動揺を最小限に抑える,予防歯学的配慮を施す,破損を防止する,審美的配慮を施す」の4点を提起した.
 「次世代を担う若きリーダーの特別講演」では,青嶋 仁 氏(東京都大田区/ペルーラAOSHIMA)からの推薦を受けた湯淺直人氏(東京都台東区/大谷歯科クリニック)と枝川智之氏(千葉県流山市/パシャデンタルラボラトリー)が登壇.湯淺氏は「インターナルステインを用いたセラミッククラウン製作の要点」と題して,前歯部セラミックスクラウン製作時に考慮しなければならない要素を,オリジナルの図解や豊富な臨床写真を披露しながら,丁寧に説明した.

 ※このほかの講演を含む本フォーラムの詳細については,月刊『歯科技工』4月号のRecord記事にて報告します.

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