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第22回日本レーザー歯学会総会・学術大会開催される

 11月13日(土),14日(日),愛知県産業労働センター「ウインクあいち」(名古屋市)にて,「Passion & New Technology: The Future in Laser Dentistry レーザー歯学の目指すもの」をテーマに第22回日本レーザー歯学会総会・学術大会が開催された(大会長 愛知学院大・千田彰教授).

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大会長の千田教授

 13日には,大会長の千田教授の開会挨拶に続き,一般口演,緊急特別フォーラム ,篠木毅氏(埼玉県開業)による認定講習会などが行われた.
 「歯科保険医療とレーザー治療」と題した緊急特別フォーラムは,
2010年4月の診療報酬改正により,手術時歯根面レーザー応用加算の新設と齲蝕無痛的窩洞形成加算の点数変更(倍増)が行われたことを受けて行われたもので,吉江弘正教授(新潟大),和泉雄一教授(東京医科歯科大),冨士谷盛興准教授(愛知学院大)が登壇した.
 吉江教授は,同教室で行っている菌血症予防を目的とした,歯周病患者へのレーザー治療の臨床研究を紹介するとともに,点数や条件等に議論の余地はあるものの,保険治療に取り入れられたことは重要な一歩であり,その意義やベネフィット・リスクの両面をよく理解したうえで,行うべきであると述べた.和泉教授は同教室での研究を含め,レーザーによる歯石除去と根面デブライドメントに関する現段階でのエビデンスと実際の臨床例を紹介するとともに,今後,さらなる研究の蓄積が必要であると述べた.冨士谷准教授は齲蝕無痛的窩洞形成加算について,一般開業医が保険治療を行う際に必要な条件や具体的な手続きを解説するとともに,タービン等を用いた通常の窩洞形成とレーザーによる窩洞形成の相違と,その相違に対応した術式を用いることの重要性を述べた.

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右から吉江教授,和泉教授,冨士谷准教授

 14日(日)には,日本レーザー歯学会理事長の吉田憲司教授(愛知学院大)による理事長講演,加藤純二氏(東京医科歯科大),永井茂之氏(東京都開業)による安全講習会,新海航一准教授(日本歯科大新潟),吉嶺嘉人准教授(九州大),青木 章助教(東京医科歯科大)によるシンポジウム「これからのレーザー歯学の目指すもの」(座長 愛知学院大・野口俊英教授),ポスターセッション討論などが行われた.

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合同懇親会で挨拶を行う日本レーザー歯学会理事長・第31回
日本レーザー医学会大会長の吉田教授


 なお,第31回日本レーザー医学会の大会長を,日本レーザー歯学会理事長の吉田教授が務めることとなったため,両大会長の連繋により,日本レーザー歯学会,日本レーザー医学会が初めて同一の会場,同日程で開催された.
 一方の大会の参加登録を行えば,両方の大会に参加できるとあって,参加者が互いの大会を行き来する姿が多く見られた.また,「医・歯・薬・工の連携」と題した両学会の合同シンポジウムが行われ,各分野から,黒川良望教授 (東北大),永井茂之氏 (東京都開業),田中基裕准教授 (愛知学院大),粟津邦男教授 (大阪大)が演者として登壇し,講演・ディスカッションを行った.学会主催の懇親会も合同で行われ,医・歯・薬・工の各分野でレーザーに関わる研究者,臨床家が一同に集い,大いに交流を深めた.

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日本レーザー医学会の特別講演(名古屋市立大・岡嶋研二教授)

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