2月25日（木），東京ドームホテル（東京都文京区）にて，株式会社城楠歯科商会の社名変更説明会が開催され，同社が3月1日より，カボ デンタル システムズ ジャパン株式会社へと社名を変更することが発表された．
城楠歯科商会は40年余にわたりカボ・デンタル社（本社：ドイツ・ビベラッハ）の国内販売代理店として営業活動を展開してきたが，2008年2月にカボ・デンタル社が城楠歯科商会の全株式を取得して経営統合が行われていた．
挨拶に立ったPeter Schano代表取締役は，カボ・デンタル社の100年の歴史を振り返りながら101年目の節目の年に新たな社名とイメージで日本のマーケットに挑む意義を強調．また世界のリーダーシップをとるカボ・ブランドのもつアドバンテージと今後の目標を示した．
Peter Schano代表取締役
続いて新製品発表として，昨年発売された3次元CT製品の「3D eXam」に，ミディアムFOV（最大有効視野）でありながらモードを変更することで水平埋伏歯までカバーできる「3D eXam-i」がラインナップされることが明らかにされた．またユニットにおいては，スタンダードタイプである「Primus1058」と，同社がデンタルエリートと位置づけるトップグレード機種「ESTETICA E80」との中間的な製品を鋭意開発中とのこと．
特別講演は中村健太郎氏（愛知県開業）が登壇．大学勤務時代から一貫してカボ・ユニットを使い続けている理由を，特に回転制御とメモリープリセットによる切削自在，水消毒によるスタンダードプリコーション実現のメリットに焦点を当て解説した．
次のステップを踏み出したカボの事業戦略が注目される．
中村健太郎氏（愛知県開業）
