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第14回 米国歯科大学院同窓会 (JSAPD) 公開セミナー開催される

 1月10日(日),ヒルサイドプラザ(東京都渋谷区)において,第14回 米国歯科大学院同窓会 (JSAPD) 公開セミナーが開催された.
 同会は米国等の歯科大学院修了者による交流と学術の研鑽を目的とし,毎年1回会合を行っている(池田和己会長・東京都開業).今回は,「術後の長期安定を求めて」を統一テーマに,補綴,歯周病,矯正,それぞれの専門家による講演が行われた.

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会長の池田和己氏


 最初に田中秀文氏(神奈川県開業)が補綴学の立場から「総義歯の長期経過症例~総義歯は残存顎堤骨を保存するか~」と題して講演,顎堤骨吸収のメカニズムを生物学的に考察すると共に,それを防ぐ総義歯の役割について解説した.続いて,歯周病学の立場から,「歯周病患者における治療の選択肢,審美性と機能の調和について考える:長期症例に学ぶ」をテーマに畠山善行氏(大阪府開業)が講演.良好なメインテナンスが行なわれていれば,歯周補綴を行なった重度の歯周病症例でも,歯列の保存は可能であると指摘した.午前の最後は,会長の池田氏が矯正学の立場から,「成人型歯周炎を伴う矯正治療症例~術後20年の経過より安定に寄与する因子を考察する」のタイトルで講演を行い,顎位の安定を得ることが長期の安定した経過につながると述べた.
 午後からは共に歯周病学の立場から,西堀雅一氏(東京都開業),弘岡秀明氏(東京都開業)が講演.西堀氏は「重度歯周炎患者の経過観察から,歯牙およびインプラントの喪失理由を考える」と題し,長期症例からの考察を提示.炎症のコントロールが最優先ではあるものの,安定した顎位と咬合の維持も良好な経過に重要な要素であるとした.最終演者の弘岡氏は「Save the tooth or place an implant」のタイトルで,文献と自験例からの考察を織り交ぜて提示.現時点では,インプラントの予知性は決して天然歯に勝るものではないことを示した.

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 講演後には冨岡栄二氏(東京都開業)がモデレーターを務めて,ディスカッションタイムが設けられ,会場から多くの質問が寄せられた.
 なお,今回をもって会長職が池田氏より畠山氏にバトンタッチされるこことなった.

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次期会長の畠山善行氏

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