9月5日（土），ホテル グランドパレス（東京都千代田区）において標記祝賀会が約200名の参加者を得て開催された（発起人代表：末瀬一彦氏／大阪歯科大学歯科技工士専門学校校長）．
本会は，昨年，桑田正博氏（愛歯技工専門学校校長）が金属焼付ポーセレンの開発などが評価され，Academy of Prosthodontics（アメリカ歯科補綴学会．以下，AP）の名誉会員に選出されたことを受けて行われ，当日は日高勝美氏（厚生労働省医政局歯科保健課課長）や江藤一洋氏（日本歯科医学会会長），中西茂昭氏（日本歯科技工士会会長）が来賓として祝辞を送った．その後登壇した桑田氏は謝辞の中で「私がアメリカで偉大な化学者らと仕事をできたのは，日本で歯科技工士の資格を得ていたためで，実際に彼らは日本の資格制度や教育制度に大きな関心を持っていました．これこそ日本の歯科技工士制度が世界に誇りうるものであることの証左だと思います」と述べ，同制度のさらなる発展のためにも，個々の研鑽に加え後進の指導が重要であると強調した．
そのほか，4月29（水）～5月3日（日）にアメリカ，シカゴで開催されたAPの第91回大会の概要が吉永 修氏（熊本県宇城市／吉永歯科医院）より伝えられ，その中で桑田氏の名誉会員授与式の模様が紹介された．
閉会の辞では，齊木好太郎氏（ラボラトリー・オブ・プリンシピア／東京都港区）が「今後もわが国の歯科技工技術・制度を向上させていくには桑田先生の存在が不可欠だと思います」と述べ，会を締め括った．
※本祝賀会については，月刊『歯科技工』誌上にて編集部取材記事を掲載いたします．