9月6日(日),標記学術セッションがベルサール九段(東京都千代田区)にて開催され,審美修復技工に従事する9名の中堅・若手歯科技工士による各種プログラムに約450名の歯科技工士,歯科医師が参加した.
当日はまず,林 直樹氏(アメリカ・カリフォルニア州・Ultimate Styles Dental Laboraory)と高橋 健氏(神奈川県川崎市・Dental Laboratory Smile Exchange)が共同で基調講演に登壇.“Border line of Natural treatment and Esthetic treatment”の観点から審美修復技工をType0~4の5つの範疇に区分けし,それぞれのTypeごとに両氏が症例を提示した.その後,国内外で活躍する7名の歯科技工士がリレー形式で演者を務め,「陶材築盛」「材料選択」「形態修正」「色調再現」等々の審美修復技工に関連する種々の切り口から独自のプレゼンテーションを行った.
HMPSはHwaii Mid Pacific Sessionの頭文字で,上述の基調講演者2氏ら歯科技工士有志を中心に2007年に結成された学術セッションである.過去2年のアメリカ・ハワイ州での開催を受けて日本国内でのセッションを求める声が高まったことから,今回の開催に至った.
※本セッションについては,小誌第37巻12号(2009年12月号)にて参加した歯科技工士によるレポート記事を掲載する予定です.