7月20日(月・祝),ベルサール神田(東京都千代田区)にて標記講演会が開催された.
JIADS(The Japan Institute for Advanced Dental Studies)は、米ボストンの世界的な歯科医師研修機関IADS(International Association of Dental Students)の姉妹組織として発足し、国内・外に多数の優秀な歯科医師を輩出してきた卒後研修団体であり,昨年には発足20周年記念国際シンポジウムを開いている.
本講演会は,長きに渡りJIADSを牽引してきた小野善弘氏に代わり,宮本泰和氏(京都府開業)が理事長職を引き継ぐことを記念して開催.
講演会は「Succession & Progression 継承―そして,さらなる飛躍へ」というサブタイトルの通り,これまでJIADSで継承されてきた知識とスキルを整理したうえで,今後の新たな展開へ向けての可能性を示す内容となった.
松井徳雄氏(東京都開業)はJIADSの歯周治療の基本となるコンセプトを改めて提示,佐々木猛氏(東京都開業)は歯周治療と補綴治療の連携をテーマに専門的統合治療の重要性について解説,浦野智氏(大阪府開業)は,歯周組織再生療法と矯正治療におけるコルチケーションを組み合わせたPAOO(Periodontally Accelerated Osteogenic Orthodontics)の効果を示した.

宮本泰和JIADS新理事長
そして,宮本氏は,治療結果の永続性という切り口から歯周治療における切除療法と再生療法の特徴を解説し,また,「Esthetic Implants」の実現のためにインプラント周囲組織の長期的安定性を図る手法を発表した.
全国から集まった350名以上の参加者に,JIADSの新たなステップが確実に刻まれたことを確認させる講演会となった.
