4月25日(土),26日(日),都市センターホテル(東京都千代田区)にて,標記学会が375名の参加者を集め開催された(大会長/石井信之・神歯大教授).今大会はAPEC(アジア太平洋歯内療法学会)およびKAE-JEA(日韓合同歯内療法学会)併催であり,国際色豊かな多彩なプログラムが展開された.
初日は,APEC各国代表講演,KAE-JEA招待特別講演およびポスター発表が行われ,2日目は,シンポジウム,ランチョンセミナー,デンツプライ賞受賞講演およびテーブルクリニックが展開された.

シンポジウム「チーム医療における歯内療法医の役割を模索」では,エンド・抜歯・インプラントの診断基準について,さまざまな視点からの考え方と臨床の実際が報告された.
「チーム医療」のあるべき姿についての桑田正博氏(愛歯技工専門学校)による基調講演に続き,富永尚弘氏(長崎県開業)は「3D診断から誘導されたエンド,抜歯,インプラントの診断基準」と題し,3DCT画像の効果的な活用について,根管単位での診断と評価が可能になってきている点より報告された.小宮山彌太郎氏(東京都開業)は,「インプラント症例から見た抜歯基準」と題し,診断とは「長期的な目で見て患者の負担が少ない選択」であるとの前提のもと,長期症例をもとに「あるべき診断」の姿を検証された.飯田正人氏(京都府開業)は,「集学治療におけるエンドVS.インプラント」をテーマに,診断にあたっての「リスク」の整理と患者への提示の重要性を丁寧に解説されるとともに,歯科医療の成否の8割方は診断とエンド・ペリオの基本的なアプローチであるとの前提のもと,「Endoなのか,Implamtなのか」ではなく,あくまで「Endo First」「Perio First」との思考をもつべきであることを強調された.
デンツプライ受賞講演「効率的な感染根管の攻略法」では,木ノ本喜史氏(大阪府開業)より,感染源把握のための診断基準が,さまざまな臨床上のヒントとともに紹介された.
テーブルクリニックは,いずれもエンド臨床に直結した20題がプログラムされ,参加者で溢れる盛況であった.
