7月12日（土），13日（日）の両日，京都市内で行われた標記例会において，西村好美氏（大阪府茨木市／デンタル・クリエーション・アート）と小田中康裕氏（東京都世田谷区／バーレン）の対談形式による特別講演会「今話題の二大巨頭が語る，他では聞けない業界，技術の本音トーク!!」が開催された（於：株式会社松風京都本社研修センター）．
午前の部ではまず，西村氏，小田中氏それぞれが歯科技工士としてのこれまでの歩みを，現在の自身にも大きな影響を与える師匠・先輩との出会いを中心に振り返り，歯科技工士の人生には歯科医師，歯科技工士との出会いが大きな糧となることが実体験として示され，両氏の話からはともに師匠・先輩の期待に応えるべく現在も日々試行錯誤を続けている様子がうかがえた．
午後からは技術的なテーマに移行し，「審美」「咬合」「歯冠形態」「歯周組織」「長期予後」「材料選択」といった項目ごとに，両者の基本理念や考え方，現在の各氏の臨床技工における取り組み方がざっくばらんに語られた． （中略）
審美修復技工の分野を中心に精力的な学術的発信を続ける両氏の対談は，過去の小誌掲載企画（※）をきっかけとする西村氏の発案を小田中氏が快諾して実現したもので，標記OB会メンバーを中心に約40名の歯科技工士が両氏の本音トークを堪能していた．
※本特別講演会の内容については，月刊『歯科技工』9月号誌上にてRecord記事を掲載いたします．
※本講演会に関連する西村氏，小田中氏の対談については，月刊『歯科技工』35巻1，3，5号掲載の特別企画「患者に見える歯科技工×患者に関わる歯科技工──臨床技工の到達点と斯界のこれから」にも収録されています．