4月5日(土),6日(日)の両日,大阪商工中金船場ビル(大阪市中央区)にて標記セミナーが開催され,CAD/CAMシステム KaVo Everestのユーザーおよび導入を検討しているラボなどの歯科技工士を中心に約40名が参加した.

ハンズオンコースと講演形式の2部構成となった同セミナーでは,ドイツの歯科技工士マイスター・Ztm.Mr.Thomas Konietzny氏がオールセラミックスコーピングの具体的な設計法を実技を通して解説.小グループごとに分かれた質疑応答では,「さまざまな支台歯形成ごとに,CAD/CAMシステムのスキャニング技術の工夫でいかにマージンフィットを追求するのか?」「より細微にわたるカラーリングにおいて有用な陶材の選択基準は?」などの質問にKonietzny氏が丁寧に回答し,既存ユーザーにも導入検討者にも有意義な内容となった.

また,後半には東京歯科大学の佐藤 亨教授(クラウンブリッジ補綴学講座)が「ジルコニア系セラミックスのブリッジフレームについて」と題して,CAD/CAMによるブリッジフレームワークの基本形態などについて講演を行った.
※本セミナーについては後日,月刊『歯科技工』誌上にて参加した歯科技工士によるレポート記事を掲載する予定です.