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第12回成育歯科医療研究会大会開催される

 8月2日(木),3日(金),明海大学浦安キャンパス(千葉県浦安市)にて,鐘ヶ江晴秀大会長(明海大学歯学部教授・歯科矯正学)の下,100名を超える参加者を集めて標記大会が開催された.

 

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大会1日目のプレセミナーでは,嘉ノ海龍三氏(兵庫県開業),居波徹氏(京都府開業),井上美津子教授(昭和大・歯・小児成育歯科学)の3氏による講演が行われた.

2日目は一般講演の発表の後,本大会のメインテーマ「子どもの呼吸を考える-成育との関わり-」を軸に,特別講演とシンポジウムが行われた.特別講演では,市村恵一教授(自治医大・医・耳鼻咽喉科)が「子どもの気道-構造と病態-」と題して講演.気道のもつ機能,小児の気道の解剖学的特徴を解説した後,気道に生じるさまざまな疾患とその対処法について述べた.

メインテーマと同名のシンポジウムでは,坂田英明氏(埼玉県立小児医療センター・耳鼻咽喉科),川島成人氏(明海大・歯・歯科矯正学),佐々木洋氏(東京都開業),佐橋喜志夫氏(岐阜県開業)が,小児の睡眠時無呼吸や,子どもの生活リズムの呼吸への影響,口呼吸と咬合とのかかわりなどをテーマに講演し,ディスカッションを行った.小児は成人と気道の大きさや形態が異なるため,気道障害は命にかかわる問題であり,また睡眠時無呼吸を放置すると成長や発達に影響をきたす.シンポジウムでは,子どもの呼吸機能の診断や治療に,歯科と耳鼻咽喉科をはじめとする医科のスタッフが連携して取り組む必要性が強調された.

 歯科では「食育」への関心が高まりつつあるが,食だけでなく呼吸や睡眠あるいは遊びや姿勢など,子どもの生活機能全般からの視点で成育にかかわることが重要になってくるだろう.

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