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2007年「臨床歯科を語る会」開催

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7月6日(金)~8日(日)の3日間,駒場エミナース(東京都目黒区)において,2007年臨床歯科を語る会が開催された.全国からスタディグループの会員が一斉に集い,日々の臨床実感や疑問を徹底的に語り合う同会は,今回で27回目の開催となった.

初日の前夜祭に続く,2日目の全体会では,新井嘉則氏(松本歯科大学客員教授)による講演「歯科用CTの臨床応用」が行われ,歯科用CTの現状と今後の展開が,多くの応用例とともに紹介された.開業歯科医院への導入については,高額な機器であることに加え,今後さらなる画像技術の進展が予想されることから,画像診断センター等での撮影実績を積み重ね,歯科用CTのメリットを十分に活用するスタイルを確立した後に自院への導入を検討していく方向が,開業医としての効果的な導入プランではないかとの見解を述べられた.

2日目午後の分科会では,「インプラントを支台にしたパーシャルデンチャーの問題点」「歯周組織を回復させるための手法」「GPとしての咬合育成」の3つのテーマが展開された.

「インプラントを支台にしたパーシャルデンチャーの問題点」では,欠損歯列の診断に基づくパーシャルデンチャーの要件を整理するなかで,支台としてのインプラントの機能について,さまざまな欠損レベルでの応用例が検討された.急速に普及の進むインプラントの口腔内での存在意義を,いまこそ問い直す必要性を感じさせられるディスカッションであった.「GPとしての咬合育成」では,一般開業医の小児咬合育成へのさまざまな取り組みをもとに,開業医がもつべき咬合育成へのスタンスが検討された.

 

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その後に行われたテーブルクリニックは,「CT画像解析ソフトの使い方」「歯根破折の早期発見」「データベースの作り方」の3題.「CT画像解析ソフトの使い方」では,前述の全体会講演を受けて,いま可能となったさまざまな画像診断の実例が詳細に紹介され,その臨床的意義について検討された.「歯根破折の早期発見」では,歯根破折の傾向とリスク,その様相について,疫学的研究からマイクロスコープを用いての診断まで,あらゆる視点から歯根破折を検証した.歯根破折のリスクとしては,失活歯であることが最も不利な条件となっていることがあらためて確認され,歯髄を可能な限り保存することの意義が浮き彫りとなった.

 

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最終日の全体会は,下川公一氏(福岡県開業)による特別講演「咬合治療と顔貌の変化」.咬合治療とは,「その人の本来もっている美しさを最大限引き出すための治療」であるとの位置付けのもと,スプリントによる診断,神経・筋機構の解剖学的理解を背景とした筋機能療法,プロビジョナルレストレーションでの徹底した調整の過程が,多くの症例報告より示された.講演内容は,氏の膨大な経験指数に導かれた臨床の姿を物語るものであり,臨床家としての研鑽のあり方の示唆とも感じられた.

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