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VOCE 『Claude Sieber Dinner on Perform』 開催される

 5月19日(土),CAFE SPEIRA(東京都港区)にてスタディグループ・VOCEが主催する標記講演会が開催され,スイス人歯科技工士のClaude Sieber氏が自身が技工を手がけた症例などのプレゼンテーションを行った.当夜はビュッフェ形式によるディナーも振舞われ,約100名の歯科医師・歯科技工士が来場した.

          (中略)

   感性的な写真によって参加者を魅了したSieber氏.JPG

 VOCEを中心的に率いる山本尚吾氏(東京都新宿区・Show Dental)の長年の知己であるというSieber氏は冒頭で,「私が天然歯牙をどう観察し,どう再現するかを披露することによって,哲学的,感性的なものを皆様と共有できればと思います」と述べ,陶材にVITAの『VM7』を,支台歯にインセラムの『スピネル』や『ジルコニア』を使用して天然歯に調和した審美的な修復を行った数々の症例を供覧した.さらに,“天然歯の内側に見えるもの”として,天然歯の構造や抜去歯を用いた光の反射,天然歯と人工材料の透明性の比較などを,特殊なフィルターを用いて撮影した写真によって紹介したほか,カメラの選択基準やレンズから被写体までの距離とレンズの絞りを考慮したピントの合わせ方など,カメラに関する広範な知識やコツについても解説した.

          (中略)

 審美修復治療に関わる技工はもちろん,写真撮影に関してもキャノンの国際インストラクターを務めるほどの優れた技術を持つSieber氏が手がけた症例・人物・風景写真やそれらを織り交ぜた映像は多くの参加者を魅了し,「Sieber氏の講演は以前にも拝聴したことがありますが,彼の写真は,われわれの感性に対して見るたびに異なるものを訴えかけてくるようです」(静岡県の歯科技工士)などの感想が聞かれた.
 なお,Sieber氏は同日から21日(月)にかけて,本講演会に加えてハンズオンコースや写真撮影に関するコースにおいても講師を勤めている.(了)

本講演会については月刊『歯科技工』7月号にてRecord記事を,Sieber氏によるハンズオンコースの内容については同8月号にて歯科技工士による参加レポートを掲載する予定です.

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