3月20日(火)から24日(土)までドイツ・ケルンで開催されているIDS2007(主催;ドイツ歯科工業会,会場;ケルンメッセ)では,約13万㎡の展示面積に世界50カ国からおよそ1,600社の歯科関連メーカーが出展.期間中には,世界160カ国から前回(2005年)を上回る延べ8万人近い来場者が予想されている.実際に,“Buyers Day”と名付けられた業者・マスコミ向けの開放日である初日は朝9時の開場から大変な賑わいを見せ,なかでも事前の来場予約者数が前回を大幅に上回っている日本人参加者の姿も目立っている.
(中略)

Fully digital, fully ceramic and much more──. IDSを運営するKoelnmesseがマスコミ宛に事前に配付したトレンドレポートではこのように,IDS2007の傾向として『デジタル』と『セラミック』という二つのキーワードが列記されている.
(中略)
IDSでは2003年に歯科医療現場の情報管理ツールやラボワークの一部機械化への展望が,続く2005年にはそれらがより具体的な総合ツールやシステムとして開花を見せた経緯があるが,2007年の今回は医療分野からインプラント治療向けに転用された高度なCT関連機器や従来方式にとらわれない新たなCAD/CAM機器などに代表されるように,歯科のデジタル技術がより実用化する機運が高まっている. (以下,略)

※IDS2007に関しては,『歯科技工』4月号(35巻4号)にて速報記事を,また,後続号にて詳報記事を掲載する予定です.