3月15日(木),16日(金)の両日,新歯科医師会館(東京都千代田区)において,標記代議員会が開催された.
議案は第1号議案から16号議案までが上程され,すべてが可決された.特に第1号議案は,大久保満男会長がかねてから推進してきた,日本歯科医師会独自の研究機関「日本歯科総合研究機構」の設立承認に関するもので,日歯内部に常勤の研究員を置き,さまざまな情報の収集,分析を行い,戦略の立案に資するという,これまでにない役割の機構が誕生することになる.今後,研究員の人選など,構想の具体化に着手していく.
質問は地区代表質問10題,個人質問34題が出された.時局を反映して,診療報酬改定,医療制度改革,レセプトオンライン化,需給問題,専門医制度などの質問が多く,執行部と代議員との間で活発なやり取りが見られた.
協議事項では,公益法人制度改革への日歯および都道府県歯科医師会の対応について執行部から説明があった.日歯は平成20年に見込まれる新制度の施行までに,役員任期を2年に短縮するなどの機構改革を行い,現行の社団法人から,新制度における「公益社団法人」に移行する準備を進める方針を示し,代議員から承認を受けた.
