日本歯科医師会(大久保満男会長)はこのほど,政府の中央社会保険医療協議会(中医協)改革に伴い,歯科代表委員の1名減を受け入れる方針を固めた.3月1日以後は,歯科代表委員は従来の2名から,1名のみとなる.
中医協委員構成については,昨年12月1日に発表された政府の「医療制度改革大綱」のなかで,現行の公益側4名,支払側8名,診療側8名を,それぞれ6・7・7とすることが明記され,関連法規の改正が既に行われていた.
診療側を8名から7名にするためには,現行の調剤委員が1名であり,これ以上の減はありえないこと,さらに,医師会代表も既存の4名のうち1名を病院代表に移し実質3名となっていることからこれ以上の減は難しいという事情を鑑み,日歯の理事会において1名減を承諾せざるを得ないとの決断に至った.