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「日本歯科衛生学会第1回学術大会」開催される!

 11月23日(木,祝),24日(金)の2日間,日本歯科衛生学会第1回学術大会が東京国際フォーラム(東京都千代田区)にて開催された(大会長:富田基子氏・(社)東京都歯科衛生士会会長).歯科衛生士の教育年限延長やチーム医療の広がりなどを背景に,歯科衛生士の専門性と実績を科学的に証明する取り組みの一環として立ち上がった本学会は,2題の記念シンポジウム,6題の口演発表,70題を超えるポスター発表など多くの演題が並び,参加者は両日で1,000名を超えた.
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 藤原愛子氏(静岡県立大学短期大学部歯科衛生学科),田村清美氏(名古屋歯科衛生士専門学校),米沢明子氏(徳島歯科学院専門学校歯科衛生士科),遠藤圭子氏(東京医科歯科大学歯学部口腔保健学科)による記念シンポジウム「歯科衛生業務の向上を目指して―これからの臨床教育を考える」では,今日の重要課題の1つである学内教育と学外臨床教育の連携をテーマに,より効果的な臨床実習を実践するための取り組みが報告された.

 石井拓男氏(東京歯科大学教授),宮地建夫氏(東京都千代田区開業),東口高志氏(藤田保健衛生大学医学部教授),山根源之氏(東京歯科大学教授)らが登壇した記念シンポジウム「高齢社会の健康とQOLを支える歯科衛生士の役割」では,高齢社会が進展している現在,「8020」実現の意義や妥当性の再検討を通じて,長期にかかわることの大切さ,技術モデルから援助モデルへの転換,患者の個人差と向き合う歯科医療,そしてターミナルへの対応といった歯科医療の新たな方向性が示唆された.
 また,栄養管理の立場からは,経口摂取こそ栄養管理の最終目標であるとの報告がなされ,チーム医療の一員として歯科衛生士の役割が期待されていると熱いエールが送られた.

 また,24日に併催された日本歯科衛生士会創立55周年,社団法人設立40周年記念大会では,鎌田 實氏(諏訪中央病院名誉院長)による記念講演が行われ,「食べる」という最大の喜びを生み出す口腔を守り続けることの大切さが語られた.
 本学会の誕生は今後,臨床と教育の連携,歯科衛生士業務の客観的な評価・研究,そして科学的根拠に基づいた医療の実践への大きな追い風になっていくであろう.また,研究や医療の実践が目ざすべきゴールはつねに「最期までおいしく食べ,会話を楽しみ、自分らしく豊かな人生を全うできること」を支援することにあり,本学会設立の理念そのものであることが明確に示された.
 なお,次回は,2007年11月23日(金,祝),24日(土),福岡県福岡市にて開催予定(大会長:(社)福岡県歯科衛生士会副会長・高見佳代子氏).

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