やさしさと健康の新世紀を開く 医歯薬出版株式会社

第6版の序
 本書は,医療を志す学生が最初に人体について学ぶためのわかりやすい教科書として,2002年に初版が出版され,定期的な改訂を重ね,第6版を刊行するに至った.
 第5版からの大きな変更点として,以下の項目があげられる.
 ・神経と運動,泌尿器と消化器など,章の順番を一部入れ替えた.運動調節は神経を学んだ後のほうが理解しやすいと考えたためである.
 ・人体の骨格系,末梢神経系,体循環系を相互的に学ぶことができるように,局所解剖を第12章にまとめた.合わせて,局所解剖の図をより正確に描き直した.
 ・看護基礎教育のカリキュラムが2022年度から改正され,保健師助産師看護師国家試験出題基準も令和5年版が公表された.新カリキュラム,新出題基準に合わせて,細胞内情報伝達,全身の関節,縦隔などに関する記述を増やした.
 ・最近の国家試験問題に出題された内容を追記した(特に睡眠や呼吸).また,新しい知見に合わせて用語を更新した(特に血液凝固や免疫).
 ・近年は電子カルテが普及し,SpO2をSpO2,ビタミンB1をビタミンB1と表記することが増え,本書もそれに倣った.
 ・巻末に国家試験過去問題を掲載した.看護師国家試験は過去13年分,管理栄養士,理学療法士・作業療法士,柔道整復師,薬剤師は過去5年分の問題から重要と思われる問題を選択した.
 ・本書の図表を使用した空欄記述式問題と,第5版の章末問題に該当する空欄記述問題は,自主学習やテストに使用できるよう,医歯薬出版株式会社ホームページに公開している.
 ・第5版編者の,本書を今後も加筆できる著者に引き継ぎたいとの希望を受け,執筆者を一部入れ替えることにした.その意向を受け,時代に合った新しい知見を記載し続けるよう努める所存である.
 本書で人体の構造と機能の基礎知識を身につけ,国家試験そして臨床の場でその知識を活かしていただければ幸いである.
 最後に,図を作成いただいた株式会社真興社の皆様,そして第6版改訂に当たり尽力いただいた医歯薬出版株式会社に深く感謝申し上げる.
 2023年11月
 著者一同

 初版の以下の執筆者に敬意と謝意を表する(五十音順,敬称略).
 佐伯由香,佐藤昭夫,佐藤優子,鈴木敦子,原田玲子


第1版の序
 看護を志す学生が最初に人体について学ぶ学問が「人体の構造と機能」である.この分野の学問は,これまでは解剖学と生理学とに分離して扱ってきた.近年,カリキュラムに変更があり,解剖学と生理学を有機的に繋いで人体の構造と機能を総合的に学ぶことが求められるようになり,教科書も生理学・解剖学が1冊に収められる傾向が出てきた.従来は,解剖学と生理学の学習内容を1冊の教科書に別々に取り込むのみのものであったが,解剖学と生理学の統合を図る時期に来ているように思う.
 本書では,現在の新しいカリキュラムで要求されている「人体の構造と機能」に関する学問内容を従来の解剖学・生理学の内容から厳選し,知識の融合を図ることを目的とした.看護の目的の達成には,患者に接する時に必要な臨床医学を修得することも必要であると思われる.本書の作成に当たり臨床医学の基礎となる解剖・生理の知識や理論をわかりやすくまとめることに注意を払った.
 本書を学ぶ学生は,3年制の専門学校,短大,4年制の大学に広く分布することが予想される.それぞれの場所で必要とされる内容や量および質に多少の余裕を持った教科書とするために,本文では必要とされる基本的内容を記載し,詳しい知識は脚注の文章や参考図を用いて記載した.また,脚注を2通りに分けた.1つは正常な働きの理解のため,もう1つは病的症状の理解のためである.前者には注の印,後者には注の印をつけた.通常,脚注部分と参考図の部分は,省略して学んでかまわない.必要な知識の中でも特に重要なキーワードはタイトルに用い,文中ではゴチック書体で強調するようにした.タイトルとゴチック書体のキーワードの内容は是非とも理解する必要がある.加えて,2色刷り,特に血管・神経等については3色刷りの特徴を生かし,極力分かりやすい図の作成に心がけた.
 医学専門用語は一般的に医学用語辞典で確立されている.極力,「生理学用語集」(南江堂),「医学大辞典」(医歯薬出版)(南山堂),「生化学辞典」(東京化学同人)の用語に従った.それでもまだ混乱をきたす用語も少なくない.とくに外来語の化学物質名,人名などを日本語で表現する場合,決まりがあやふやな部分もある.英語名を文中に最小限入れることによって誤解をまねかないようにした.
 本書で,体の構造と働きに関する基礎知識や考え方を理解し,臨床医学の理解,将来の看護の仕事に役立ててほしいと心から願う.
 最後に本書の内容校正に御協力頂いた三木祐子さん:東京大学大学院(医学系)客員研究員(発達医科学)に心より感謝する.また,本書の執筆にあたり,常に励ましと惜しみない協力を頂いた医歯薬出版株式会社の工藤嘉矩氏,竹内大氏に深く感謝の意を表する.
 平成13年10月1日
 編集者および執筆者一同
 口絵
 第6版の序
 第1版の序
 単位と化学記号
第1章 細胞から人間まで
 A 人体の構成と生命現象
 B 細胞と遺伝子
  1)細胞膜
  2)細胞質と細胞小器官
   (1)核
   (2)ミトコンドリア
   (3)小胞体とリボソーム
   (4)ゴルジ体
   (5)ライソゾーム(リソソーム)
   (6)細胞骨格
   (7)中心体
  3)遺伝子と遺伝子発現
   (1)DNAとRNA
   (2)遺伝子とゲノム
   (3)タンパク質合成
  4)細胞分裂と染色体の複製
   (1)体細胞分裂
   (2)減数分裂
  5)情報伝達
   (1)情報伝達の種類
   (2)受容体
  6)細胞の死
 C 組織と器官
  1)上皮組織
   (1)形態による分類
   (2)機能による分類
  2)支持組織
  3)筋組織
  4)神経組織
  5)器官と器官系
   (1)器官
   (2)器官系
 D 内部環境の恒常性
   (1)細胞外液と内部環境
   (2)恒常性(ホメオスタシス)
 E 解剖学的用語
   (1)身体の区分
   (2)解剖学的な体位
   (3)解剖学的な表示
   (4)運動の方向
   (5)姿勢
第2章 神経系
 A 神経系と神経組織
  1)神経系の分類
   (1)中枢神経系と末梢神経系
   (2)求心性神経と遠心性神経
   (3)体性神経系と自律神経系
  2)神経細胞とグリア細胞
   (1)神経細胞(ニューロン
   (2)グリア細胞(神経膠細胞)
  3)興奮と伝導
   (1)静止電位
   (2)活動電位
   (3)伝導
   (4)跳躍伝導
  4)シナプス伝達
   (1)シナプス
   (2)シナプス伝達の特徴
   (3)神経伝達物質
 B 中枢神経系
  1)中枢神経系の総論
   (1)中枢神経系の構造
   (2)中枢神経系の統合機能
  2)大脳
   (1)大脳の構造
   (2)新皮質
   (3)大脳辺縁系
   (4)大脳基底核
   (5)大脳の白質
   (6)脳波
   (7)睡眠
  3)間脳
   (1)視床
   (2)視床下部
  4)脳幹
   (1)脳幹の構造
   (2)脳幹の反射中枢
  5)小脳
  6)脊髄
   (1)脊髄の外観
   (2)脊髄の断面
   (3)脊髄の機能
  7)中枢神経系の保護と栄養
   (1)髄膜
   (2)脳室
   (3)脳脊髄液
   (4)脳血流
 C 神経伝導路
  1)運動系の下行路
   (1)錐体路
   (2)錐体外路
  2)感覚系の上行路
   (1)体性感覚の伝導路
   (2)特殊感覚の伝導路
 D 末梢神経系
  1)脳神経
  2)脊髄神経
  3)自律神経系
   (1)自律神経系の特徴
   (2)交感神経系
   (3)副交感神経系
   (4)自律神経系の調節
   (5)内臓求心性線維
   (6)自律神経系の中枢
第3章 運動器系
 A 運動器系総論
  1)運動の仕組み
  2)骨
   (1)骨の生理作用
   (2)骨の形状
   (3)骨の構造
   (4)骨の代謝
   (5)骨の代謝障害
   (6)骨の成長
  3)軟骨
  4)関節
   (1)関節の種類
   (2)関節の構造
  5)骨格筋
   (1)骨格筋の作用
   (2)骨格筋の構造
   (3)骨格筋の種類
   (4)筋線維と筋原線維
   (5)筋収縮の機構
   (6)骨格筋と筋電図
   (7)筋収縮のエネルギー代謝
   (8)等張性収縮と等尺性収縮
   (9)運動時の各器官の働き
 B 骨格筋の神経支配と運動の調節
  1)骨格筋の神経支配
   (1)α運動神経と運動単位
   (2)筋紡錘と腱器官
  2)運動反射と運動の調節
   (1)脊髄反射
   (2)姿勢反射
   (3)原始反射
   (4)その他の反射
   (5)運動の調節
第4章 感覚器系
 A 感覚の一般的性質
   (1)感覚の種類
   (2)感覚の特徴
 B 視覚
  1)眼球
   (1)眼球壁
   (2)網膜
   (3)眼球の内部構造
   (4)眼球の付属器
  2)視覚の特徴と調節
   (1)視力
   (2)遠近の調節
   (3)明るさの調節
   (4)内眼筋
   (5)視野
   (6)色覚
  3)視覚伝導路
  4)眼球運動
  5)眼に関する反射
   (1)対光反射
   (2)近見反応
   (3)瞬目反射
 C 聴覚と平衡感覚
  1)耳
   (1)外耳
   (2)鼓膜
   (3)中耳
   (4)内耳
  2)聴覚
   (1)蝸牛
   (2)音の受容と聴覚伝導路
   (3)聴力
  3)平衡感覚
   (1)前庭器官
   (2)平衡感覚の伝導路
   (3)平衡感覚と姿勢の調節
 D 味覚と嗅覚
  1)味覚
   (1)味覚受容器
   (2)味覚と舌の体性感覚
   (3)味覚伝導路
  2)嗅覚
   (1)嗅覚受容器と嗅覚伝導路
   (2)嗅覚の性質
 E 体性感覚と内臓感覚
  1)皮膚,粘膜と漿膜
   (1)皮膚
   (2)皮膚の付属器官
   (3)皮膚の機能
   (4)粘膜
   (5)漿膜
  2)体性感覚
   (1)表在感覚(皮膚感覚)
   (2)深部感覚
   (3)体性感覚の伝導路
   (4)内臓感覚
  3)痛み
   (1)痛みの原因による分類
   (2)痛みの発生部位による分類
   (3)侵害受容器と発痛物質
   (4)痛覚伝導路
   (5)筋性防御
   (6)関連痛
第5章 循環系
 A 循環系
   (1)心臓血管系
   (2)体循環と肺循環
   (3)血管と血液
 B 心臓
  1)心臓の構造
   (1)心臓の外形
   (2)心室と心房
   (3)心臓の弁
   (4)心臓壁と心膜
  2)心筋
   (1)固有心筋
   (2)刺激伝導系とペースメーカー
   (3)心機能の神経性調節
  3)心臓の活動
   (1)心周期
   (2)心音
   (3)心電図
   (4)心電図の異常
 C 血管系
  1)血管
   (1)血管壁の構造
   (2)動脈
   (3)静脈
   (4)毛細血管
   (5)側副血行路と終動脈
   (6)門脈
   (7)血管の自律神経支配
  2)肺循環
  3)体循環
 D 血液循環と循環調節
  1)血圧
   (1)収縮期血圧と拡張期血圧,脈圧
   (2)肺動脈の血圧
   (3)血圧の測定
  2)心臓のポンプ作用
   (1)血流
   (2)心拍数
   (3)脈拍
   (4)心拍出量
  3)血圧の調節
   (1)血圧を調節する要因
   (2)局所性調節
   (3)自律神経性調節
   (4)ホルモン性調節
   (5)高位中枢の影響
 E リンパ系
  1)リンパ液の働き
   (1)間質液中の水分の回収
   (2)間質液中の物質の回収
   (3)脂肪の吸収
   (4)病気に対する防衛
  2)リンパ循環
   (1)リンパ管の特徴
   (2)リンパ管の走行
   (3)リンパ節の分布
第6章 血液と生体防御機構
 A 血液
  1)血液とその成分
   (1)血球と血漿
   (2)血液の働き
   (3)血漿
   (4)造血と造血因子
  2)赤血球
   (1)赤血球の形状
   (2)赤血球の機能
   (3)ヘモグロビン
   (4)赤血球の生成と寿命
   (5)赤血球の破壊
   (6)貧血
   (7)赤血球に関する検査
  3)白血球
   (1)白血球の種類
   (2)白血球の生成と寿命
  4)血小板と止血機構
   (1)血小板
   (2)止血機構
   (3)血小板血栓による一次止血
   (4)血液凝固(フィブリン血栓による二次止血)
   (5)線溶系
   (6)止血機構の検査
   (7)止血機構の異常
   (8)抗凝固因子
  5)血液型
   (1)ABO式血液型
   (2)Rh式血液型
 B 生体防御機構
  1)生体防御機構とは
   (1)自然免疫と獲得免疫
   (2)自己と非自己
   (3)抗原と抗体
   (4)皮膚や粘膜による生体表面のバリア
  2)免疫に働く白血球
   (1)顆粒球
   (2)単球,マクロファージと樹状細胞
   (3)リンパ球
  3)免疫に働く液性因子
  4)さまざまな免疫応答
   (1)液性免疫と細胞性免疫
   (2)一次免疫応答と二次免疫応答
   (3)能動免疫と受動免疫
   (4)アレルギー
   (5)自己免疫疾患
   (6)移植と拒絶反応
   (7)炎症
  5)リンパ系組織
   (1)骨髄
   (2)胸腺
   (3)脾臓
   (4)リンパ節
   (5)扁桃
第7章 呼吸器系
 A 呼吸器系の構造と機能
  1)呼吸と換気
   (1)外呼吸と内呼吸
   (2)換気
  2)気道
   (1)鼻腔と副鼻腔
   (2)咽頭
   (3)喉頭
   (4)声帯と発声
   (5)気管と気管支
  3)肺
   (1)肺の構造
   (2)気管支の枝
   (3)肺胞
   (4)肺の動静脈
  4)胸郭,胸膜と縦隔
   (1)胸郭
   (2)胸膜と縦隔
 B 呼吸とその調節
  1)呼吸筋と呼吸運動
   (1)呼吸筋
   (2)吸息
   (3)呼息
   (4)胸腔内圧
   (5)死腔
  2)呼吸機能
   (1)肺気量
   (2)換気障害
   (3)呼吸数
   (4)肺胞換気量
   (5)呼吸音
  3)ガス交換
   (1)酸素分圧と二酸化炭素分圧
   (2)拡散とガス交換
  4)酸素・二酸化炭素の運搬
   (1)血液による酸素の運搬
   (2)血液による二酸化炭素の運搬
   (3)呼吸による体液の酸塩基平衡
  5)呼吸の調節
   (1)呼吸中枢
   (2)呼吸に影響を与える因子
   (3)特殊環境の呼吸への影響
   (4)くしゃみと咳
   (5)異常呼吸
第8章 泌尿器系と体液
 A 泌尿器系の構造と機能
  1)泌尿器系
  2)腎臓
   (1)腎臓の構造
   (2)ネフロン(腎単位)
   (3)腎臓の血管系
   (4)腎臓の機能
  3)尿の生成
   (1)糸球体における濾過
   (2)尿細管における再吸収と分泌
  4)腎機能の測定
   (1)腎血流量
   (2)糸球体濾過量
  5)尿
 B 排尿
  1)尿路
   (1)尿管
   (2)膀胱
   (3)尿道
   (4)膀胱と尿道の神経支配
  2)畜尿と排尿
   (1)蓄尿
   (2)排尿反射
 C 体液とその調節
  1)体液
   (1)体液とその区分
   (2)体液の電解質組成
   (3)物質の移動
  2)体液量と浸透圧
   (1)水分の出納バランス
   (2)細胞内外の浸透圧
   (3)膠質浸透圧
   (4)浸透圧の調節
   (5)細胞外液量の低下時
   (6)細胞外液量の増加時
   (7)脱水症と浮腫
   (8)浮腫
  3)酸塩基平衡
   (1)体液のpHの調節
   (2)アシドーシスとアルカローシス
第9章 消化器系と代謝・栄養
 A 消化器系
  1)消化器系とは
   (1)消化器系の働き
   (2)消化管壁の構造
  2)咀嚼と嚥下
   (1)口腔
   (2)咀嚼
   (3)咽頭
   (4)食道
   (5)嚥下
  3)胃
   (1)胃の構造
   (2)胃壁の組織像
   (3)胃液
   (4)胃液の分泌調節
   (5)胃運動
  4)小腸
   (1)小腸の構造
   (2)小腸壁の組織像
   (3)小腸の運動
   (4)小腸における消化
   (5)小腸における吸収
  5)大腸
   (1)大腸の構造
   (2)大腸壁の組織像
   (3)大腸の運動と分泌
   (4)排便
  6)膵臓
   (1)膵臓の構造
   (2)膵臓外分泌部の機能
  7)肝臓と胆嚢
   (1)肝臓の構造
   (2)肝小葉
   (3)肝臓の機能
   (4)胆嚢と胆道
  8)腹膜
   (1)腹膜内臓器
   (2)後腹膜臓器
  9)食欲
   (1)摂食中枢と満腹中枢
   (2)摂食関連ペプチド
 B 代謝と栄養
  1)代謝
   (1)同化と異化
   (2)エネルギー代謝
   (3)BMI
  2)栄養
  3)糖質(炭水化物)
   (1)糖質の働き
   (2)糖質の代謝
  4)脂質(脂肪)
   (1)脂質の働き
   (2)脂質の代謝
  5)タンパク質
   (1)タンパク質の働き
   (2)酵素
   (3)タンパク質の代謝
  6)核酸
   (1)核酸の働き
   (2)核酸の代謝
  7)ビタミン
  8)ミネラル
第10章 内分泌系,体温と生体リズム
 A 内分泌系の総論
  1)ホルモンの種類
   (1)ホルモンの化学的性質
   (2)ホルモンの受容体
  2)内分泌系の特徴
   (1)階層的支配
   (2)フィードバック機構
   (3)血液成分による調節
   (4)自律神経による調節
   (5)許容作用
   (6)ホルモンの日内変動
 B 内分泌系の各論
  1)視床下部・下垂体
   (1)視床下部ホルモン
   (2)下垂体前葉ホルモン
   (3)下垂体後葉ホルモン
  2)甲状腺・副甲状腺
   (1)甲状腺ホルモン
   (2)カルシトニン
   (3)副甲状腺ホルモン(パラソルモン)
   (4)血中Ca2+濃度の調節
  3)ランゲルハンス島(膵島)
   (1)グルカゴン
   (2)インスリン
   (3)ソマトスタチン
   (4)血糖調節
  4)副腎皮質・副腎髄質
   (1)糖質コルチコイド
   (2)電解質コルチコイド
   (3)副腎アンドロゲン
   (4)副腎髄質ホルモン:カテコールアミン
  5)その他のホルモン
   (1)松果体のホルモン
   (2)心房のホルモン
   (3)腎臓のホルモン
   (4)消化管ホルモン
   (5)食欲に関連するホルモン
   (6)性腺ホルモン
 C 体温
  1)体温とは
   (1)核心温度と外殻温度
   (2)体温の変動
  2)体熱の調節
   (1)産熱
   (2)放熱
   (3)温度受容器と体温調節中枢
   (4)体温調節反応
   (5)体温の異常
 D 生体のリズム
  1)サーカディアンリズム
   (1)睡眠・覚醒と自律神経・内分泌機能の日内リズム
   (2)日内リズムの異常
   (3)短いリズムと長いリズム
第11章 生殖器系と加齢
 A 生殖
  1)女性生殖器
   (1)女性生殖器の構造
   (2)卵胞の発達と黄体の形成
   (3)卵巣ホルモン
  2)性周期
   (1)卵巣周期
   (2)月経周期
   (3)体温の周期
  3)乳房
   (1)乳房と乳腺
   (2)乳汁の産生と分泌
  4)男性の生殖器系
   (1)男性生殖器の構造
   (2)精巣ホルモン
   (3)精子の形成
  5)思春期と更年期
   (1)思春期
   (2)更年期
 B 妊娠と発生
  1)受精と性の決定
  2)妊娠
   (1)受精と着床
   (2)卵膜,胎盤と臍帯
   (3)分娩
   (4)産褥
  3)胎児
   (1)発生
   (2)胎児の発育
 C 身体の加齢変化
  1)成長
   (1)細胞の寿命と再生
   (2)個体の成長
  2)加齢
   (1)成人・壮年期
   (2)高齢期
   (3)加齢による機能低下
  3)死
   (1)死の三徴候
   (2)脳死
   (3)死の受容
   (4)QOL:クオリティ・オブ・ライフ
第12章 局所解剖
 A 人体の腔所
   (1)頭蓋腔と脊柱管
   (2)胸腔
   (3)腹腔と骨盤腔
 B 全身の骨格
  1)脊柱
   (1)椎骨の形状と連結
   (2)各椎骨の特徴
   (3)脊柱の運動
   (4)脊柱の生理的弯曲
  2)胸郭
  3)四肢の骨と関節
   (1)上肢帯の骨格
   (2)自由上肢の骨格
   (3)上肢の重要な関節
   (4)下肢帯の骨格
   (5)自由下肢の骨格
   (6)下肢の重要な関節
  4)頭蓋骨
   (1)脳頭蓋と顔面頭蓋
   (2)頭蓋の腔所
   (3)縫合
   (4)泉門
   (5)顎関節
  5)関節可動域〈ROM〉
 C 全身の骨格筋
  1)体幹の筋
   (1)抗重力筋
   (2)呼吸筋
   (3)骨盤底筋
  2)四肢の筋
   (1)上肢帯の筋
   (2)上腕の筋
   (3)前腕の筋
   (4)手の筋
   (5)下肢帯の筋
   (6)大腿の筋
   (7)下腿の筋
   (8)足の筋
  3)頭頸部の筋
   (1)表情筋(顔面筋)
   (2)咀嚼筋
   (3)頸部の筋
 D 末梢神経系
  1)脳神経
  2)脊髄神経と神経叢
   (1)脊髄神経の概要
   (2)脊髄神経の前枝の走行
 E 体循環
  1)動脈系
  2)静脈系
  3)各部位の循環
   (1)冠循環
   (2)脳循環
   (3)顔面の循環
   (4)腹腔内循環
   (5)骨盤内循環
   (6)上肢の循環
   (7)下肢の循環
   (8)筋循環
  4)胎児の循環
   (1)臍静脈と臍動脈
   (2)胎児循環
   (3)出生時の変化

 引用・参考文献
 略語表
 国家試験過去問題・解答
 索引