第6版 まえがき
歯学生が歯科補綴学を学ぶ上でパーシャルデンチャーの基礎知識,基本技術を習得することは一つの重要なステップです.本書はパーシャルデンチャーの基礎的な製作術式を多くの写真により解説する模型実習書として企画され,1982年に第1版が発行されて以来,第2版(1990年),第3版(1999年),第4版(2006年),第5版(2012年)と版を重ねてきました.その間,藍 稔先生(東京医科歯科大学),津留宏道先生(広島大学),根本一男先生(筑波大学),平沼謙二先生(愛知学院大学),松本直之先生(徳島大学),三谷春保先生(大阪歯科大学),井上 宏先生(大阪歯科大学),野首孝祠先生(大阪大学),細井紀雄先生(鶴見大学),五十嵐順正先生(東京医科歯科大学),石上友彦先生(日本大学,以上,版別五十音順)等,各先生のご指導の下,パーシャルデンチャーの講義・実習を担当されている先生の多大なるご協力を得つつ模型実習および臨床実習において大いに活用されてきました.
本書は,パーシャルデンチャーの模型実習における基本的な製作の流れと内容を十分に理解するための実習書ですが,時代とともに変化する教育内容に合わせた構成に改められ版を重ねてきました.第1版は『コンプリートデンチャーテクニック』の姉妹編として臨床術式の概略も加え,模型実習との関連と理解を図る待望の実習書として誕生し,第2版では臨床研修や生涯研修における基本的技術,術式の再確認としても使用されるものとし,第3版では全章について見直し,実習の良きアドバイザーとしてさらなる充実を図り,第4版では共用試験を十分に考慮したモデル・コア・カリキュラムに準拠した内容として編集され,第5版では全頁を改めカラー印刷としました.
本版でも第5版と同じくカラー印刷とし,読者である歯学生にとって臨床現場をイメージしやすく,理解が深まるように努めました.そして本版でも,パーシャルデンチャーおよび有床義歯を担当されている全国29大学すべての教授陣のご協力を得ることができました.各大学の独創的な教育内容を尊重しつつ,歯科補綴学教育の標準化を図るとともに,最新のデジタル技術の解説をも加えた内容となっています.これまでご尽力をいただきました多くの執筆者各位に対して心から厚く御礼を申し上げます.
なお,用語は,基本的に『歯科補綴学専門用語集 第5版』(日本補綴歯科学会 編,2019年)に準拠していますので,補綴学用語集の改訂にともない一部用語が変更されています.類語の用法は,文中に定めた一定のルールに従い,外国語の固有名詞は原文で,その他はカナとし,併記を避け簡明な記載としました.
本書が,各大学の教育に有効に利用されますことに加え,臨床研修や生涯研修における基本的技術,術式の再確認として使用されますこと,コデンタルワーカーの参考書として活用されますことを切に希望いたします.
今回の改訂にあたり,全大学から多大なるご支援を賜りましたことに対して,重ねて感謝の意を表しますとともに,本書を通じて歯科補綴学教育,ことにパーシャルデンチャー教育のさらなる発展に寄与できますことを祈念いたします.
2021年9月 編集委員一同
第1版 まえがき
本書は,歯学生の模型実習を対象とした実習書であり,コンプリートデンチャーテクニックの姉妹編として企画したものであります.
パーシャルデンチャーの講義,実習は歯科補綴学のカリキュラムのなかで,コンプリートデンチャー,あるいはクラウンブリッジのあとに開講されます.このパーシャルデンチャーは部分的な歯の欠損患者に製作する補綴物(可撤性の有床義歯)ですが,口腔と義歯との調和をはかるために,残存している歯と歯牙欠損部の顎堤をどのように利用するかによって,義歯の形態は種々のものが考えられます.そこで各大学の模型実習は,いろいろな形態のなかから基本的なものに主体をおいて教育されていますが,それぞれ教育内容には違いがあるので,本書のように多くの大学が参加して一つの実習書を作るということはきわめて無謀なことかもしれません.
このような問題はありますが,コンプリートデンチャーテクニックを執筆された各大学が主体となってパーシャルデンチャーの実習書を製作しようという計画が進められ,昭和54年11月から22大学の参加を得て,企画,立案に入りました.
そこで,本実習書を作るにあたって,(1)コンプリートデンチャーテクニックと同一の形態とする.すなわち,臨床術式の概略も加え,模型実習との関連とその理解をはかる,(2)基本的なパーシャルデンチャーの製作法を述べ,特殊なものは紹介程度とする,(3)大学間で異なる二,三の方法は併記する,(4)用語については,統一がなされていないため,現時点で一般的と思われる用語を用いる,などの基本方針を確認しました.同時に各大学の模型実習の内容調査を行い,本書に使用する模型の欠損形態を765 56 76 567と765 21 12 56 765 56の2種類にすることに決め,前者は鋳造床による義歯,後者はレジン床による義歯の製作に使用することにしました.昭和55年9月から製作ステップの撮影を開始し,それに基づき56年4月から分担執筆に入りました.
コンプリートデンチャーテクニックの姉妹編としてその流れを尊重し,また22校という多くの大学が協力して本書が作られたことは意義深いことであります.一方,各大学の独自性を部分的に無視したかたちをとらざるをえなかったことなど,問題があることも事実です.しかし,模型実習における基本的な製作の流れと内容の理解は十分にはかれるものと確信しています.
なお,本書は日常の臨床においてもよき参考書として活用でき,また技工士のよき指導書になるものと考えます.
本書の出版にあたり,各大学の多大なご協力を得られたことに対して感謝の意を表するとともに,ここに上梓できたことを心から喜びたいと思います.
1982年4月
編集委員
歯学生が歯科補綴学を学ぶ上でパーシャルデンチャーの基礎知識,基本技術を習得することは一つの重要なステップです.本書はパーシャルデンチャーの基礎的な製作術式を多くの写真により解説する模型実習書として企画され,1982年に第1版が発行されて以来,第2版(1990年),第3版(1999年),第4版(2006年),第5版(2012年)と版を重ねてきました.その間,藍 稔先生(東京医科歯科大学),津留宏道先生(広島大学),根本一男先生(筑波大学),平沼謙二先生(愛知学院大学),松本直之先生(徳島大学),三谷春保先生(大阪歯科大学),井上 宏先生(大阪歯科大学),野首孝祠先生(大阪大学),細井紀雄先生(鶴見大学),五十嵐順正先生(東京医科歯科大学),石上友彦先生(日本大学,以上,版別五十音順)等,各先生のご指導の下,パーシャルデンチャーの講義・実習を担当されている先生の多大なるご協力を得つつ模型実習および臨床実習において大いに活用されてきました.
本書は,パーシャルデンチャーの模型実習における基本的な製作の流れと内容を十分に理解するための実習書ですが,時代とともに変化する教育内容に合わせた構成に改められ版を重ねてきました.第1版は『コンプリートデンチャーテクニック』の姉妹編として臨床術式の概略も加え,模型実習との関連と理解を図る待望の実習書として誕生し,第2版では臨床研修や生涯研修における基本的技術,術式の再確認としても使用されるものとし,第3版では全章について見直し,実習の良きアドバイザーとしてさらなる充実を図り,第4版では共用試験を十分に考慮したモデル・コア・カリキュラムに準拠した内容として編集され,第5版では全頁を改めカラー印刷としました.
本版でも第5版と同じくカラー印刷とし,読者である歯学生にとって臨床現場をイメージしやすく,理解が深まるように努めました.そして本版でも,パーシャルデンチャーおよび有床義歯を担当されている全国29大学すべての教授陣のご協力を得ることができました.各大学の独創的な教育内容を尊重しつつ,歯科補綴学教育の標準化を図るとともに,最新のデジタル技術の解説をも加えた内容となっています.これまでご尽力をいただきました多くの執筆者各位に対して心から厚く御礼を申し上げます.
なお,用語は,基本的に『歯科補綴学専門用語集 第5版』(日本補綴歯科学会 編,2019年)に準拠していますので,補綴学用語集の改訂にともない一部用語が変更されています.類語の用法は,文中に定めた一定のルールに従い,外国語の固有名詞は原文で,その他はカナとし,併記を避け簡明な記載としました.
本書が,各大学の教育に有効に利用されますことに加え,臨床研修や生涯研修における基本的技術,術式の再確認として使用されますこと,コデンタルワーカーの参考書として活用されますことを切に希望いたします.
今回の改訂にあたり,全大学から多大なるご支援を賜りましたことに対して,重ねて感謝の意を表しますとともに,本書を通じて歯科補綴学教育,ことにパーシャルデンチャー教育のさらなる発展に寄与できますことを祈念いたします.
2021年9月 編集委員一同
第1版 まえがき
本書は,歯学生の模型実習を対象とした実習書であり,コンプリートデンチャーテクニックの姉妹編として企画したものであります.
パーシャルデンチャーの講義,実習は歯科補綴学のカリキュラムのなかで,コンプリートデンチャー,あるいはクラウンブリッジのあとに開講されます.このパーシャルデンチャーは部分的な歯の欠損患者に製作する補綴物(可撤性の有床義歯)ですが,口腔と義歯との調和をはかるために,残存している歯と歯牙欠損部の顎堤をどのように利用するかによって,義歯の形態は種々のものが考えられます.そこで各大学の模型実習は,いろいろな形態のなかから基本的なものに主体をおいて教育されていますが,それぞれ教育内容には違いがあるので,本書のように多くの大学が参加して一つの実習書を作るということはきわめて無謀なことかもしれません.
このような問題はありますが,コンプリートデンチャーテクニックを執筆された各大学が主体となってパーシャルデンチャーの実習書を製作しようという計画が進められ,昭和54年11月から22大学の参加を得て,企画,立案に入りました.
そこで,本実習書を作るにあたって,(1)コンプリートデンチャーテクニックと同一の形態とする.すなわち,臨床術式の概略も加え,模型実習との関連とその理解をはかる,(2)基本的なパーシャルデンチャーの製作法を述べ,特殊なものは紹介程度とする,(3)大学間で異なる二,三の方法は併記する,(4)用語については,統一がなされていないため,現時点で一般的と思われる用語を用いる,などの基本方針を確認しました.同時に各大学の模型実習の内容調査を行い,本書に使用する模型の欠損形態を765 56 76 567と765 21 12 56 765 56の2種類にすることに決め,前者は鋳造床による義歯,後者はレジン床による義歯の製作に使用することにしました.昭和55年9月から製作ステップの撮影を開始し,それに基づき56年4月から分担執筆に入りました.
コンプリートデンチャーテクニックの姉妹編としてその流れを尊重し,また22校という多くの大学が協力して本書が作られたことは意義深いことであります.一方,各大学の独自性を部分的に無視したかたちをとらざるをえなかったことなど,問題があることも事実です.しかし,模型実習における基本的な製作の流れと内容の理解は十分にはかれるものと確信しています.
なお,本書は日常の臨床においてもよき参考書として活用でき,また技工士のよき指導書になるものと考えます.
本書の出版にあたり,各大学の多大なご協力を得られたことに対して感謝の意を表するとともに,ここに上梓できたことを心から喜びたいと思います.
1982年4月
編集委員
第1章 概説
A パーシャルデンチャーとは
1.目的
2.歯の欠損を放置した場合に起こりうる障害
3.パーシャルデンチャーの必要性と意義
4.インフォームドコンセントの重要性
5.パーシャルデンチャーの適応
6.パーシャルデンチャー製作における今後の展望
7.歯科技工士との連携
B 欠損歯列と咬合支持の分類
1.Kennedyの分類
2.Eichnerの分類
C 構成要素の名称と役割
1.レスト
2.義歯床
3.連結子(連結装置)
4.支台(維持)装置
5.隣接面板
6.人工歯
7.フレームワーク
D 支台装置(クラスプ)
1.クラスプの構造
2.サベイラインと鉤外形線
3.クラスプの機能
4.クラスプの種類と分類
E 支持・把持・維持の各機構
1.義歯と口腔組織との関係
2.支持機構
3.把持機構
4.維持機構
第2章 診察,検査,診断,前処置
A 診察,検査
1.一般的診察
2.口腔ならびにその付近の診察,検査
B 概形印象と研究用模型の製作
C 診断ならびに治療計画
D 前処置
1.広義の前処置
2.狭義の前処置
第3章 サベイヤーによる検査と仮設計
A サベイヤーとは
B サベイヤーによる検査と仮設計
第4章 個人トレー
1.前準備
2.個人トレーの製作
3.筋圧形成(辺縁形成)の準備
第5章 精密印象と作業用模型の製作
A 印象
B 作業用模型の製作
第6章 咬合床製作
第7章 咬合採得
1.臨床術式
2.マネキンを用いた咬合採得
第8章 人工歯の選択
1.前歯部
2.臼歯部
第9章 模型の咬合器装着
A 平均値咬合器各部の名称
B 半調節性咬合器の種類
C 咬合器装着
1.下顎から模型を装着する場合
2.上顎から模型を装着する場合
3.スプリットキャスト法により模型を装着する場合
D フェイスボウの使用
1.眼耳平面が参考平面の場合
2.Camper平面が参考平面の場合
第10章 サベイングと設計
A サベイング
B 各部の設計
1.下顎金属床義歯の設計例
2.下顎レジン床義歯の設計例
3.上顎金属床義歯の設計例
4.上顎レジン床義歯の設計例(1)
5.上顎レジン床義歯の設計例(2)
C 各種クラスプの形態とアンダーカット量
1.環状鉤
2.バークラスプ
3.コンビネーションクラスプ
4.その他のクラスプ
第11章 支台装置の製作
A 鋳造鉤の製作
1.Akersクラスプの形態
2.前準備
3.既製パターンによる鉤腕の製作
4.インレーワックスによる鉤腕の製作
5.鋳造・研磨
B 線鉤の製作
1.プライヤーの種類
2.レスト付き二腕鉤の製作
3.電気ろう付け法による線鉤の製作
第12章 連結子の製作
A フレームワークの製作
B 屈曲バーの製作
1.リンガルバー
2.パラタルバー
第13章 オルタードキャスト法
第14章 人工歯排列,試適,ろう義歯製作
A 前歯部の排列
B 試適
C 基礎床の交換
D 臼歯部の排列
E 歯肉形成
F 臼歯部の排列(対合歯が天然歯で人工歯の削合が必要となる場合)
第15章 埋没,重合,研磨
A 埋没
B 流ろう,重合
1.加熱重合法
2.シリコーンコアを使用した流し込み法
3.マイクロ波重合法
C 研磨
第16章 義歯の咬合器再装着と咬合調整
A 義歯の咬合器再装着
1.スプリットキャスト法による咬合器再装着
B 咬合調整
第17章 義歯装着,調整,患者指導
A 義歯装着,調整
B 患者指導
C 治療の評価
第18章 装着後の維持・管理
A リコール
1.口腔内の所見
2.清掃状態
3.義歯の適合と安定
4.咬合接触
5.支台歯,残存歯
6.義歯の変化
7.補綴治療への責任
B リライン
1.直接法
2.間接法
C リベース
D 修理
1.義歯床の破折に伴う修理
2.人工歯の脱離に伴う修理
3.クラスプの破損に伴う修理
4.欠損部位の拡大に伴う修理
E レーザー修理
1.小連結子の破折修理
2.フレームワークの破折修理
第19章 アタッチメント義歯
A アタッチメントとは
B アタッチメントの分類
1.咬合圧の負担様式による分類
2.製作方式による分類
3.装置の一般的形態による分類
C 臨床における評価
D 既製アタッチメント
1.磁性アタッチメントの症例
2.既製アタッチメントの症例
E 自家製アタッチメント
1.コーヌスクローネ
2.ミリングと各種パラレロメータ
第20章 インプラントデンチャー
1.インプラントパーシャルデンチャー
2.インプラントオーバーデンチャー
第21章 各大学の実習設計例
Topics CAD/CAMパーシャルデンチャー
索引
A パーシャルデンチャーとは
1.目的
2.歯の欠損を放置した場合に起こりうる障害
3.パーシャルデンチャーの必要性と意義
4.インフォームドコンセントの重要性
5.パーシャルデンチャーの適応
6.パーシャルデンチャー製作における今後の展望
7.歯科技工士との連携
B 欠損歯列と咬合支持の分類
1.Kennedyの分類
2.Eichnerの分類
C 構成要素の名称と役割
1.レスト
2.義歯床
3.連結子(連結装置)
4.支台(維持)装置
5.隣接面板
6.人工歯
7.フレームワーク
D 支台装置(クラスプ)
1.クラスプの構造
2.サベイラインと鉤外形線
3.クラスプの機能
4.クラスプの種類と分類
E 支持・把持・維持の各機構
1.義歯と口腔組織との関係
2.支持機構
3.把持機構
4.維持機構
第2章 診察,検査,診断,前処置
A 診察,検査
1.一般的診察
2.口腔ならびにその付近の診察,検査
B 概形印象と研究用模型の製作
C 診断ならびに治療計画
D 前処置
1.広義の前処置
2.狭義の前処置
第3章 サベイヤーによる検査と仮設計
A サベイヤーとは
B サベイヤーによる検査と仮設計
第4章 個人トレー
1.前準備
2.個人トレーの製作
3.筋圧形成(辺縁形成)の準備
第5章 精密印象と作業用模型の製作
A 印象
B 作業用模型の製作
第6章 咬合床製作
第7章 咬合採得
1.臨床術式
2.マネキンを用いた咬合採得
第8章 人工歯の選択
1.前歯部
2.臼歯部
第9章 模型の咬合器装着
A 平均値咬合器各部の名称
B 半調節性咬合器の種類
C 咬合器装着
1.下顎から模型を装着する場合
2.上顎から模型を装着する場合
3.スプリットキャスト法により模型を装着する場合
D フェイスボウの使用
1.眼耳平面が参考平面の場合
2.Camper平面が参考平面の場合
第10章 サベイングと設計
A サベイング
B 各部の設計
1.下顎金属床義歯の設計例
2.下顎レジン床義歯の設計例
3.上顎金属床義歯の設計例
4.上顎レジン床義歯の設計例(1)
5.上顎レジン床義歯の設計例(2)
C 各種クラスプの形態とアンダーカット量
1.環状鉤
2.バークラスプ
3.コンビネーションクラスプ
4.その他のクラスプ
第11章 支台装置の製作
A 鋳造鉤の製作
1.Akersクラスプの形態
2.前準備
3.既製パターンによる鉤腕の製作
4.インレーワックスによる鉤腕の製作
5.鋳造・研磨
B 線鉤の製作
1.プライヤーの種類
2.レスト付き二腕鉤の製作
3.電気ろう付け法による線鉤の製作
第12章 連結子の製作
A フレームワークの製作
B 屈曲バーの製作
1.リンガルバー
2.パラタルバー
第13章 オルタードキャスト法
第14章 人工歯排列,試適,ろう義歯製作
A 前歯部の排列
B 試適
C 基礎床の交換
D 臼歯部の排列
E 歯肉形成
F 臼歯部の排列(対合歯が天然歯で人工歯の削合が必要となる場合)
第15章 埋没,重合,研磨
A 埋没
B 流ろう,重合
1.加熱重合法
2.シリコーンコアを使用した流し込み法
3.マイクロ波重合法
C 研磨
第16章 義歯の咬合器再装着と咬合調整
A 義歯の咬合器再装着
1.スプリットキャスト法による咬合器再装着
B 咬合調整
第17章 義歯装着,調整,患者指導
A 義歯装着,調整
B 患者指導
C 治療の評価
第18章 装着後の維持・管理
A リコール
1.口腔内の所見
2.清掃状態
3.義歯の適合と安定
4.咬合接触
5.支台歯,残存歯
6.義歯の変化
7.補綴治療への責任
B リライン
1.直接法
2.間接法
C リベース
D 修理
1.義歯床の破折に伴う修理
2.人工歯の脱離に伴う修理
3.クラスプの破損に伴う修理
4.欠損部位の拡大に伴う修理
E レーザー修理
1.小連結子の破折修理
2.フレームワークの破折修理
第19章 アタッチメント義歯
A アタッチメントとは
B アタッチメントの分類
1.咬合圧の負担様式による分類
2.製作方式による分類
3.装置の一般的形態による分類
C 臨床における評価
D 既製アタッチメント
1.磁性アタッチメントの症例
2.既製アタッチメントの症例
E 自家製アタッチメント
1.コーヌスクローネ
2.ミリングと各種パラレロメータ
第20章 インプラントデンチャー
1.インプラントパーシャルデンチャー
2.インプラントオーバーデンチャー
第21章 各大学の実習設計例
Topics CAD/CAMパーシャルデンチャー
索引