序文
平成21年に日本口腔顔面痛学会が合併発足以来,わが国の実情に合ったテキストの作成を活動項目の一つとしてきました.平成23年度,厚生労働省の科学研究費活動として「慢性の痛み対策研究事業」における“「痛み」に関する教育と情報提供システムの構築”で,大阪大学医学部の柴田政彦先生らが中心となり医療関連の教育コンテンツの構築が始まりました.24年度重点項目として歯学部向けの疼痛教育コンテンツの整備にも着手することとなり,急ピッチで顎口腔顔面領域の疼痛教育コンテンツの制作が推進されました.この作業と並行して,新たな顎口腔顔面領域の痛みについての教科書作成の企画が日本口腔顔面痛学会の理事会・評議員会で決定されました.それを受け教育啓発委員会が中心となり,教科書のコンセプト,体裁,項目立てと執筆者の選出などを企画・立案し推進しました.
平成25年2月24日には,制作された歯学部向けの疼痛教育コンテンツの評価セミナーが慶應義塾大学病院大会議室で開催され,70名あまりの参加者のもと,コメント,提案,修正指摘など白熱したやり取りが行われました.この際に出た各種意見を参考に疼痛教育コンテンツと教科書を修正し完成度の高いものに仕上げました.
『口腔顔面痛の診断と治療ガイドブック』の編集にあたり,歯科医学生をはじめ,これから顎口腔顔面領域の疼痛について学ぶ方々,日本口腔顔面痛学会の認定医を目指す方々,各領域の専門家の方々まで幅広く活用いただけるように図表を多く取り入れ,簡潔明瞭に記載することを執筆者の方々にお願いしました.また,さらに執筆依頼に際して,発刊を第18回日本口腔顔面痛学会(会長 柿木隆介先生.平成25年7月開催)に合わせたため,短期間での執筆ならびに編集校正作業を強いることとなり,関係された方々に多大なるご迷惑をおかけ致しました.私どもからの無理難題な依頼にも快諾いただき,発刊に向けて多大なるご尽力とご協力を頂きました執筆者の方々と,医歯薬出版株式会社はじめ関係各位に深く感謝を申し上げます.
最後に本書が多くの方々の学習・臨床や研究のお役に立ち,活用され,そのなかから更なる新たな知見が見つかり,痛みで苦しむ多数の人々が1日も早く痛みから解放されることお祈り申し上げます.
平成25年7月
日本口腔顔面痛学会
『口腔顔面痛の診断と治療ガイドブック』編集委員会
今村佳樹,岩田幸一,金銅英二,佐久間泰司,谷口威夫,
松香芳三,矢谷博文,和嶋浩一(委員長)
教育啓発委員会
篠田雅路,谷口威夫,矢谷博文,和嶋浩一,金銅英二(委員長)
発刊に寄せて
このたび多くの先生方のご尽力と医歯薬出版株式会社のご協力により,日本口腔顔面痛学会編として『口腔顔面痛の診断と治療ガイドブック』を発刊することができました.疼痛の機序から具体的な口腔顔面痛治療までを系統立ててまとめた,わが国では初の口腔顔面痛の教科書となります.このようなときに理事長を務めさせていただき大変光栄に思うとともに,諸先生方のご貢献に深く感謝申し上げます.
皆様ご存じのように,分子生物学や分子イメージングをはじめとして生命科学領域の研究手法が大きく発展し,疼痛に関する理解は近年,著しい進歩をみています.それに伴い口腔顔面部の疼痛に関する考え方も大きく転換し,歯痛を含めた口腔顔面痛という概念が形成されました.しかしながら,今なお疼痛,特に慢性疼痛に関する考え方は日々進化しており,口腔顔面痛への理解,そして治療法も日進月歩しています.そのため口腔顔面痛の病態,機序,治療法を正しく理解することは,長らく治療,研究に携わってきた者にとっても難しく,ましてやこれから口腔顔面痛の臨床,研究に取り組もうとする若い歯科医師,医師には大変ハードルの高いものとなっていました.
そのようななかで,たしかにこれまでにも口腔顔面痛について記した書籍はありましたが,最新の知見に基づいて系統だった学習を行ううえでは適さないものとなっています.そこで日本口腔顔面痛学会では,わが国唯一の専門学会の使命として,口腔顔面痛に対する正しい知識を口腔顔面痛に対応する歯科医師,医療者へ供与し,口腔顔面痛に苦しむ患者が有効な治療を享受し得ることを目的として,本書を編纂しました.
口腔顔面痛そのものが,いまだすべてが解明された疾患ではなく,日々新たな知見が見出されている状況ですので,本書の記載が必ずしも十分であるとはいえません.学問の進歩に応じ,順次改訂していく必要性を認識しています.しかし,これまで多くの口腔顔面痛患者が原因不明とされたり,あるいは誤った診断がなされ,不適切な治療がなされてきた不幸な状況を脱却するためには,より多くの歯科医師,医師が口腔顔面痛への正しい認識を持つことが重要です.本書は,現在まで口腔顔面痛に対応されてきた方々がこれまでの知識を整理するうえで,またこれから学習される方々が系統だった知識を得るうえで大変有用であるものと確信しています.
歯科医師国家試験出題基準の平成24年度改訂により,口腔顔面痛が出題項目として初めて採用されました.本書が口腔顔面痛のスタンダードな教科書として育ち,人々の安寧な生活の保障,QOL向上に資することを祈念しております.
平成25年7月
日本口腔顔面痛学会理事長 佐々木 啓一
平成21年に日本口腔顔面痛学会が合併発足以来,わが国の実情に合ったテキストの作成を活動項目の一つとしてきました.平成23年度,厚生労働省の科学研究費活動として「慢性の痛み対策研究事業」における“「痛み」に関する教育と情報提供システムの構築”で,大阪大学医学部の柴田政彦先生らが中心となり医療関連の教育コンテンツの構築が始まりました.24年度重点項目として歯学部向けの疼痛教育コンテンツの整備にも着手することとなり,急ピッチで顎口腔顔面領域の疼痛教育コンテンツの制作が推進されました.この作業と並行して,新たな顎口腔顔面領域の痛みについての教科書作成の企画が日本口腔顔面痛学会の理事会・評議員会で決定されました.それを受け教育啓発委員会が中心となり,教科書のコンセプト,体裁,項目立てと執筆者の選出などを企画・立案し推進しました.
平成25年2月24日には,制作された歯学部向けの疼痛教育コンテンツの評価セミナーが慶應義塾大学病院大会議室で開催され,70名あまりの参加者のもと,コメント,提案,修正指摘など白熱したやり取りが行われました.この際に出た各種意見を参考に疼痛教育コンテンツと教科書を修正し完成度の高いものに仕上げました.
『口腔顔面痛の診断と治療ガイドブック』の編集にあたり,歯科医学生をはじめ,これから顎口腔顔面領域の疼痛について学ぶ方々,日本口腔顔面痛学会の認定医を目指す方々,各領域の専門家の方々まで幅広く活用いただけるように図表を多く取り入れ,簡潔明瞭に記載することを執筆者の方々にお願いしました.また,さらに執筆依頼に際して,発刊を第18回日本口腔顔面痛学会(会長 柿木隆介先生.平成25年7月開催)に合わせたため,短期間での執筆ならびに編集校正作業を強いることとなり,関係された方々に多大なるご迷惑をおかけ致しました.私どもからの無理難題な依頼にも快諾いただき,発刊に向けて多大なるご尽力とご協力を頂きました執筆者の方々と,医歯薬出版株式会社はじめ関係各位に深く感謝を申し上げます.
最後に本書が多くの方々の学習・臨床や研究のお役に立ち,活用され,そのなかから更なる新たな知見が見つかり,痛みで苦しむ多数の人々が1日も早く痛みから解放されることお祈り申し上げます.
平成25年7月
日本口腔顔面痛学会
『口腔顔面痛の診断と治療ガイドブック』編集委員会
今村佳樹,岩田幸一,金銅英二,佐久間泰司,谷口威夫,
松香芳三,矢谷博文,和嶋浩一(委員長)
教育啓発委員会
篠田雅路,谷口威夫,矢谷博文,和嶋浩一,金銅英二(委員長)
発刊に寄せて
このたび多くの先生方のご尽力と医歯薬出版株式会社のご協力により,日本口腔顔面痛学会編として『口腔顔面痛の診断と治療ガイドブック』を発刊することができました.疼痛の機序から具体的な口腔顔面痛治療までを系統立ててまとめた,わが国では初の口腔顔面痛の教科書となります.このようなときに理事長を務めさせていただき大変光栄に思うとともに,諸先生方のご貢献に深く感謝申し上げます.
皆様ご存じのように,分子生物学や分子イメージングをはじめとして生命科学領域の研究手法が大きく発展し,疼痛に関する理解は近年,著しい進歩をみています.それに伴い口腔顔面部の疼痛に関する考え方も大きく転換し,歯痛を含めた口腔顔面痛という概念が形成されました.しかしながら,今なお疼痛,特に慢性疼痛に関する考え方は日々進化しており,口腔顔面痛への理解,そして治療法も日進月歩しています.そのため口腔顔面痛の病態,機序,治療法を正しく理解することは,長らく治療,研究に携わってきた者にとっても難しく,ましてやこれから口腔顔面痛の臨床,研究に取り組もうとする若い歯科医師,医師には大変ハードルの高いものとなっていました.
そのようななかで,たしかにこれまでにも口腔顔面痛について記した書籍はありましたが,最新の知見に基づいて系統だった学習を行ううえでは適さないものとなっています.そこで日本口腔顔面痛学会では,わが国唯一の専門学会の使命として,口腔顔面痛に対する正しい知識を口腔顔面痛に対応する歯科医師,医療者へ供与し,口腔顔面痛に苦しむ患者が有効な治療を享受し得ることを目的として,本書を編纂しました.
口腔顔面痛そのものが,いまだすべてが解明された疾患ではなく,日々新たな知見が見出されている状況ですので,本書の記載が必ずしも十分であるとはいえません.学問の進歩に応じ,順次改訂していく必要性を認識しています.しかし,これまで多くの口腔顔面痛患者が原因不明とされたり,あるいは誤った診断がなされ,不適切な治療がなされてきた不幸な状況を脱却するためには,より多くの歯科医師,医師が口腔顔面痛への正しい認識を持つことが重要です.本書は,現在まで口腔顔面痛に対応されてきた方々がこれまでの知識を整理するうえで,またこれから学習される方々が系統だった知識を得るうえで大変有用であるものと確信しています.
歯科医師国家試験出題基準の平成24年度改訂により,口腔顔面痛が出題項目として初めて採用されました.本書が口腔顔面痛のスタンダードな教科書として育ち,人々の安寧な生活の保障,QOL向上に資することを祈念しております.
平成25年7月
日本口腔顔面痛学会理事長 佐々木 啓一
第1部 痛みの発生メカニズム
1.痛みの定義(岩田幸一)
1 痛みとは―痛みの特殊性と侵害刺激(岩田幸一)
2 痛みの分類(岩田幸一)
2.痛覚伝導路(武田 守・篠田雅路)
1 侵害受容器における活動電位の発生(武田 守)
2 侵害受容線維(感覚線維)(武田 守)
3 神経伝達物質と脊髄(延髄)後角(篠田雅路)
4 痛覚伝導路と痛みの認知機構(篠田雅路,岩田幸一)
5 痛みと反射,逃避行動(岩田幸一)
6 痛みと性差(田代晃正)
3.痛みの修飾機構(金銅英二)
1 末梢性感作(奥村雅代,金銅英二)
2 中枢性感作(奥村雅代,金銅英二)
3 上位中枢神経からの制御(奥村雅代,金銅英二)
4.痛みの病態生理学(田代晃正,北川純一)
1 炎症性疼痛(田代晃正)
2 神経障害性疼痛(北川純一)
3 がん性疼痛(北川純一,佐久間泰司,金銅英二)
第2部 痛み治療の基礎知識
1.医療面接(和嶋浩一)
1 臨床診断推論(和嶋浩一,大久保昌和)
2 疼痛構造化問診(村岡 渡)
3 脳神経の診察(大久保昌和)
2.痛みの評価(瀬尾憲司)
1 一元的評価(福田謙一)
2 多元的評価(福田謙一)
3 QOL評価法(田中 裕)
4 定量的感覚検査(QST)(瀬尾憲司)
3.局所麻酔薬(岡田明子)
1 局所麻酔薬の作用機序(岡田明子)
2 局所麻酔薬の局所作用と全身作用(岡田明子)
3 局所麻酔薬を用いた鑑別診断(岡田明子)
4.神経ブロック(今村佳樹)
1 三叉神経ブロック(椎葉俊司)
2 トリガーポイント注射(椎葉俊司)
3 交感神経ブロック(星状神経節ブロック)(今村佳樹)
4 大後頭神経ブロック(椎葉俊司)
5 翼口蓋神経節ブロック(今村佳樹)
5.鎮痛薬(佐々木啓一)
1 非ステロイド性抗炎症薬(NSAIDs)(野間 昇)
2 アセトアミノフェン・オピオイド・トラマドール(佐々木啓一)
6.鎮痛補助薬と鎮痛メカニズム(佐久間泰司)
1 抗うつ薬(佐久間泰司)
2 抗けいれん薬(佐久間泰司)
7.東洋医学と疼痛治療(岩田幸一)
1 東洋医学における基礎概念(岩田幸一)
2 診察および診断法(岩田幸一)
3 漢方治療(岩田幸一)
4 鍼・灸治療(岩田幸一)
8.痛みを難治化させる要因(今村佳樹)
1 痛みを難治化させる各種要因
1)身体的要因(鱒見進一) 2)遺伝的要因(今村佳樹) 3)心理的・時間的要因(今村佳樹)
第3部 疼痛治療各論
1.非歯原性歯痛(矢谷博文)
1 一般診療で歯痛を主訴に来院した患者に対する初期対応(谷口威夫)
2.歯原性歯痛(北村知昭)
1 歯に原因がある歯痛の発生メカニズム(北村知昭)
2 非歯原性歯痛の原疾患(矢谷博文)
3 非歯原性歯痛は何故起こる?―発生のメカニズム(矢谷博文)
3.非歯原性歯痛の診断(松香芳三)
1 歯原性歯痛と非歯原性歯痛の臨床的鑑別(和嶋浩一)
2 非歯原性歯痛の鑑別に有効な診察・検査法(松香芳三)
3 非歯原性歯痛診断のセカンドステップ(松香芳三)
4.非歯原性歯痛治療各論(和嶋浩一)
1 筋・筋膜性歯痛(小見山 道)
2 神経障害性歯痛―発作性(三叉神経痛)(井川雅子)
3 神経障害性歯痛―持続性(坂本英治)
4 神経血管性歯痛(大久保昌和)
5 上顎洞性歯痛(村岡 渡)
6 心臓性歯痛(村岡 渡)
7 精神疾患,心理社会的要因による歯痛(山田和男)
8 特発性歯痛(井川雅子)
5.その他の口腔顔面痛OFPの鑑別診断と治療の総論(矢谷博文)
1 顎関節症の鑑別診断(佐々木啓一)
2 咀嚼筋痛と顎関節痛の治療(小見山 道)
3 三叉神経痛の診断と治療(井川雅子)
4 帯状疱疹後神経痛の診断と治療(坂本英治)
5 インプラント治療等による神経損傷への対応(築山能大,古谷野 潔)
6 外傷性神経損傷の急性期の対応(河奈裕正)
7 外傷性神経傷害の慢性期の対応(和嶋浩一)
8 口腔内灼熱症候群(大久保昌和)
索引
1.痛みの定義(岩田幸一)
1 痛みとは―痛みの特殊性と侵害刺激(岩田幸一)
2 痛みの分類(岩田幸一)
2.痛覚伝導路(武田 守・篠田雅路)
1 侵害受容器における活動電位の発生(武田 守)
2 侵害受容線維(感覚線維)(武田 守)
3 神経伝達物質と脊髄(延髄)後角(篠田雅路)
4 痛覚伝導路と痛みの認知機構(篠田雅路,岩田幸一)
5 痛みと反射,逃避行動(岩田幸一)
6 痛みと性差(田代晃正)
3.痛みの修飾機構(金銅英二)
1 末梢性感作(奥村雅代,金銅英二)
2 中枢性感作(奥村雅代,金銅英二)
3 上位中枢神経からの制御(奥村雅代,金銅英二)
4.痛みの病態生理学(田代晃正,北川純一)
1 炎症性疼痛(田代晃正)
2 神経障害性疼痛(北川純一)
3 がん性疼痛(北川純一,佐久間泰司,金銅英二)
第2部 痛み治療の基礎知識
1.医療面接(和嶋浩一)
1 臨床診断推論(和嶋浩一,大久保昌和)
2 疼痛構造化問診(村岡 渡)
3 脳神経の診察(大久保昌和)
2.痛みの評価(瀬尾憲司)
1 一元的評価(福田謙一)
2 多元的評価(福田謙一)
3 QOL評価法(田中 裕)
4 定量的感覚検査(QST)(瀬尾憲司)
3.局所麻酔薬(岡田明子)
1 局所麻酔薬の作用機序(岡田明子)
2 局所麻酔薬の局所作用と全身作用(岡田明子)
3 局所麻酔薬を用いた鑑別診断(岡田明子)
4.神経ブロック(今村佳樹)
1 三叉神経ブロック(椎葉俊司)
2 トリガーポイント注射(椎葉俊司)
3 交感神経ブロック(星状神経節ブロック)(今村佳樹)
4 大後頭神経ブロック(椎葉俊司)
5 翼口蓋神経節ブロック(今村佳樹)
5.鎮痛薬(佐々木啓一)
1 非ステロイド性抗炎症薬(NSAIDs)(野間 昇)
2 アセトアミノフェン・オピオイド・トラマドール(佐々木啓一)
6.鎮痛補助薬と鎮痛メカニズム(佐久間泰司)
1 抗うつ薬(佐久間泰司)
2 抗けいれん薬(佐久間泰司)
7.東洋医学と疼痛治療(岩田幸一)
1 東洋医学における基礎概念(岩田幸一)
2 診察および診断法(岩田幸一)
3 漢方治療(岩田幸一)
4 鍼・灸治療(岩田幸一)
8.痛みを難治化させる要因(今村佳樹)
1 痛みを難治化させる各種要因
1)身体的要因(鱒見進一) 2)遺伝的要因(今村佳樹) 3)心理的・時間的要因(今村佳樹)
第3部 疼痛治療各論
1.非歯原性歯痛(矢谷博文)
1 一般診療で歯痛を主訴に来院した患者に対する初期対応(谷口威夫)
2.歯原性歯痛(北村知昭)
1 歯に原因がある歯痛の発生メカニズム(北村知昭)
2 非歯原性歯痛の原疾患(矢谷博文)
3 非歯原性歯痛は何故起こる?―発生のメカニズム(矢谷博文)
3.非歯原性歯痛の診断(松香芳三)
1 歯原性歯痛と非歯原性歯痛の臨床的鑑別(和嶋浩一)
2 非歯原性歯痛の鑑別に有効な診察・検査法(松香芳三)
3 非歯原性歯痛診断のセカンドステップ(松香芳三)
4.非歯原性歯痛治療各論(和嶋浩一)
1 筋・筋膜性歯痛(小見山 道)
2 神経障害性歯痛―発作性(三叉神経痛)(井川雅子)
3 神経障害性歯痛―持続性(坂本英治)
4 神経血管性歯痛(大久保昌和)
5 上顎洞性歯痛(村岡 渡)
6 心臓性歯痛(村岡 渡)
7 精神疾患,心理社会的要因による歯痛(山田和男)
8 特発性歯痛(井川雅子)
5.その他の口腔顔面痛OFPの鑑別診断と治療の総論(矢谷博文)
1 顎関節症の鑑別診断(佐々木啓一)
2 咀嚼筋痛と顎関節痛の治療(小見山 道)
3 三叉神経痛の診断と治療(井川雅子)
4 帯状疱疹後神経痛の診断と治療(坂本英治)
5 インプラント治療等による神経損傷への対応(築山能大,古谷野 潔)
6 外傷性神経損傷の急性期の対応(河奈裕正)
7 外傷性神経傷害の慢性期の対応(和嶋浩一)
8 口腔内灼熱症候群(大久保昌和)
索引