第4 版の序
2004年に本シリーズ第3 版を発行してから,8年が経過した.この間,難易度が上がっていく国家試験に対して精度を高めるべく,刷を重ね,年々見直しを行い,国試対策に取り組む学生の方々の期待に応えるように編集を行ってきた.
さて,このたび歯科衛生士国家試験出題基準の見直しが行われ,2011年4 月にその内容が公開された.今回の改定の背景には,高齢化の進展,歯科医療の高度化・専門化の環境の変化等に対応した歯科衛生士の役割の拡充はもとより,歯科衛生士教育が2 年制から3 年制に移行したことにより,教育内容が充実されたこと及び2010 年6 月30日歯科衛生士法施行規則の改正により,歯科衛生士国家試験の試験科目が改正されたことによるものと思われる.
今回の出題基準の改定点を分析すると,上記のような点をふまえた試験科目の項目の追加及び大綱化,そして問題数の増加と必要性に応じた改定となっているといえる.
この見直し後の出題基準は,2012 年3 月に実施される第21 回歯科衛生士国家試験から適用される.よって本書の改訂は急務と考え,以上を考慮しかつ前版の基本的な編集方針は踏襲しつつ,第4 版として『歯科衛生士国家試験出題基準平成23年版』に沿った形での改訂を行った.
歯科衛生士学校の学生の方々が,本書で受験対策に取り組んでいただき,国家試験に合格されることを期待してやまない.
2012 年1 月
歯科衛生士国家試験対策検討会
第3 版の序
1999年に本シリーズ第2 版を発行してから,4年が経過した.この間,難易度があがっていく国家試験に対して精度を高めるべく,刷を重ね,年々見直しを行い,国試対策に取り組む学生の方々の期待に応えるよう編集を行ってきた.
さて,このたび再度歯科衛生士試験出題基準の見直しが行われ,2003年6 月にその内容が公開された.今回の改定の背景には,高齢社会,2000年の介護保険施行に対応した歯科衛生士の役割の拡充はもとより,少子化の進行や,健康日本21の策定,健康増進法施行などの健康支援への動きがある.歯科医療技術の進歩もある.そしてなにより,歯科衛生士教育が2 年制から3 年制へ移行し始め,今後進んでいくであろう全国区での3年制への移行を見すえた地ならしの意味が大きいと思われる.
今回の出題基準の改定点を分析すると,上記のような点をふまえた項目の追加と,従来から指摘されてきた項目重複の整理と格付けの見直し,実際行われているまたは出題されている項目の明文化などであり,必要性に応じた小改定となっているといえる.
この見直し後の出題基準は,2004年3月に実施される第13回歯科衛生士試験から適用される.よって本書の改訂は急務と考え,以上を考慮しかつ前版の基本的な編集方針は踏襲して,第3 版として必要最小限の改訂を行った次第である.
歯科衛生士学校の学生の方々が,本書で受験対策に取り組んでいただき,国家試験に合格されることを期待してやまない.
2004 年1 月
歯科衛生士試験対策検討会
第2 版の序
本シリーズを1996年に発行して以来3年が経過した.この間,国家試験対策に取り組む多くの歯科衛生士学校の学生の方々にご利用いただいた.本書の出版企画の意図は,「ただ単に知識の整理を行ったのみでなく,国家試験対策について十分検討し,学力向上のための効果的な勉強ができるように配慮した」(「第1 版の序」より)ことにある.この所期の目的がほぼ達成できたことは,本書を編集した歯科衛生士試験対策検討会としては喜びにたえない.
さて,このたび本書の第2版の改訂版を出版することになった.その理由は,以下のとおりである.
本年(1999年)4月に「歯科衛生士試験出題基準」が改定された.今回の改定は5,6 年以内に予定される歯科衛生士養成の修業年限延長(2年以上から3 年以上へ)による「出題基準」大改定までの暫定措置として行われた.現在,歯科衛生士養成施設で使われている教科書の内容を,一部あと追い的に反映した性格をもつ小改定といえる.
この出題基準の改定の内容を分析してみると,次のとおりである.(1) 用語の言い換え,(2) 項目の配列や内容の整理,(3)新しい項目の追加,(4) 出題内容が他の科目にもわたるようになった,などである.しかもこの「新出題基準」は,来年(2000 年)3 月5 日に行われる国家試験から適用される.そこで本書を国家試験受験生のために急きょ改訂した次第である.
また,今年(1999 年)3月実施の歯科衛生士国家試験の出題傾向の変化をみると,
(1) 状況設定問題が増えた
(2) 組み合わせ問題で,3項目組み合わせのものが出題された
(3) カラーの口腔内写真を見て答える問題が出た
などの点で,従来とは傾向が変わってきている.合格率も過去数年の99.数%から96.9%へと低下し,受験者6,392名中200名が不合格となっている.
以上のことを十分考慮し,また「出題基準」の大改定は5,6 年後に行われることを予想して,本書の必要最小限の改訂をした次第である.
読者の皆さんは,まず「本書の特徴および利用方法」を十分読んでから受験対策に取り組んでいただきたい.
来春には,多くの受験生が専門性をもった立派な歯科衛生士として誕生することを期待している.
1999 年11 月
歯科衛生士試験対策検討会
第1 版の序
近年の急速な高齢化社会の到来と少子化は,保健・医療・福祉の基本的なフレームの見直しをわれわれに迫っている.
歯科保健医療をとりまく環境も,1989年から厚生省が提唱している8020 運動の推進,1992年からの老人保健法の歯科衛生士による寝たきり老人の訪問指導の実施,1994年の保健所法から地域保健法への改正,1995 年の老人保健法による歯周疾患検診の導入,さらに1996 年の社会保険歯科診療における歯周治療システムの大幅改定など,新たな時代の到来ともいうべき様相を呈してきた.そのような状況のもとで,歯科衛生士に期待される役割はきわめて大きくなってきている.
歯科衛生士を目指す諸姉には,それゆえ,臨床や地域保健で活躍するための十分な基礎体力を,まずは教育を通じて身につけることが求められている.
そこで,このたび教育と国家試験をつなぐ“橋”の役割を担うことをねらいとした本シリーズを企画した.
本シリーズの発刊にあたっては,ただ単に知識の整理を行ったのみではなく,国家試験対策について十分に検討し,学力向上のための効果的な勉強ができるように配慮したつもりである.
すなわち,厚生省の「歯科衛生士試験出題基準」をもとに,「歯科衛生士養成所教授要綱」を加味して各科目のセクション化をはかり,それぞれの重要なエッセンスを解説している.さらに,各科目ごとの主要なテーマを問題例としてあげ,それを解くための基本的な考え方を習得することで,国家試験問題を解くための思考過程が自然と備わるように構成した.また,知識の確認としての一問一答を科目ごとに付して,短時間で学習効果を高めるように工夫してある.
本書を手にされた諸姉が,これを上手に利用することにより,所期の目的を達成されることを祈念している.
1996 年7 月
歯科衛生士試験対策検討会
2004年に本シリーズ第3 版を発行してから,8年が経過した.この間,難易度が上がっていく国家試験に対して精度を高めるべく,刷を重ね,年々見直しを行い,国試対策に取り組む学生の方々の期待に応えるように編集を行ってきた.
さて,このたび歯科衛生士国家試験出題基準の見直しが行われ,2011年4 月にその内容が公開された.今回の改定の背景には,高齢化の進展,歯科医療の高度化・専門化の環境の変化等に対応した歯科衛生士の役割の拡充はもとより,歯科衛生士教育が2 年制から3 年制に移行したことにより,教育内容が充実されたこと及び2010 年6 月30日歯科衛生士法施行規則の改正により,歯科衛生士国家試験の試験科目が改正されたことによるものと思われる.
今回の出題基準の改定点を分析すると,上記のような点をふまえた試験科目の項目の追加及び大綱化,そして問題数の増加と必要性に応じた改定となっているといえる.
この見直し後の出題基準は,2012 年3 月に実施される第21 回歯科衛生士国家試験から適用される.よって本書の改訂は急務と考え,以上を考慮しかつ前版の基本的な編集方針は踏襲しつつ,第4 版として『歯科衛生士国家試験出題基準平成23年版』に沿った形での改訂を行った.
歯科衛生士学校の学生の方々が,本書で受験対策に取り組んでいただき,国家試験に合格されることを期待してやまない.
2012 年1 月
歯科衛生士国家試験対策検討会
第3 版の序
1999年に本シリーズ第2 版を発行してから,4年が経過した.この間,難易度があがっていく国家試験に対して精度を高めるべく,刷を重ね,年々見直しを行い,国試対策に取り組む学生の方々の期待に応えるよう編集を行ってきた.
さて,このたび再度歯科衛生士試験出題基準の見直しが行われ,2003年6 月にその内容が公開された.今回の改定の背景には,高齢社会,2000年の介護保険施行に対応した歯科衛生士の役割の拡充はもとより,少子化の進行や,健康日本21の策定,健康増進法施行などの健康支援への動きがある.歯科医療技術の進歩もある.そしてなにより,歯科衛生士教育が2 年制から3 年制へ移行し始め,今後進んでいくであろう全国区での3年制への移行を見すえた地ならしの意味が大きいと思われる.
今回の出題基準の改定点を分析すると,上記のような点をふまえた項目の追加と,従来から指摘されてきた項目重複の整理と格付けの見直し,実際行われているまたは出題されている項目の明文化などであり,必要性に応じた小改定となっているといえる.
この見直し後の出題基準は,2004年3月に実施される第13回歯科衛生士試験から適用される.よって本書の改訂は急務と考え,以上を考慮しかつ前版の基本的な編集方針は踏襲して,第3 版として必要最小限の改訂を行った次第である.
歯科衛生士学校の学生の方々が,本書で受験対策に取り組んでいただき,国家試験に合格されることを期待してやまない.
2004 年1 月
歯科衛生士試験対策検討会
第2 版の序
本シリーズを1996年に発行して以来3年が経過した.この間,国家試験対策に取り組む多くの歯科衛生士学校の学生の方々にご利用いただいた.本書の出版企画の意図は,「ただ単に知識の整理を行ったのみでなく,国家試験対策について十分検討し,学力向上のための効果的な勉強ができるように配慮した」(「第1 版の序」より)ことにある.この所期の目的がほぼ達成できたことは,本書を編集した歯科衛生士試験対策検討会としては喜びにたえない.
さて,このたび本書の第2版の改訂版を出版することになった.その理由は,以下のとおりである.
本年(1999年)4月に「歯科衛生士試験出題基準」が改定された.今回の改定は5,6 年以内に予定される歯科衛生士養成の修業年限延長(2年以上から3 年以上へ)による「出題基準」大改定までの暫定措置として行われた.現在,歯科衛生士養成施設で使われている教科書の内容を,一部あと追い的に反映した性格をもつ小改定といえる.
この出題基準の改定の内容を分析してみると,次のとおりである.(1) 用語の言い換え,(2) 項目の配列や内容の整理,(3)新しい項目の追加,(4) 出題内容が他の科目にもわたるようになった,などである.しかもこの「新出題基準」は,来年(2000 年)3 月5 日に行われる国家試験から適用される.そこで本書を国家試験受験生のために急きょ改訂した次第である.
また,今年(1999 年)3月実施の歯科衛生士国家試験の出題傾向の変化をみると,
(1) 状況設定問題が増えた
(2) 組み合わせ問題で,3項目組み合わせのものが出題された
(3) カラーの口腔内写真を見て答える問題が出た
などの点で,従来とは傾向が変わってきている.合格率も過去数年の99.数%から96.9%へと低下し,受験者6,392名中200名が不合格となっている.
以上のことを十分考慮し,また「出題基準」の大改定は5,6 年後に行われることを予想して,本書の必要最小限の改訂をした次第である.
読者の皆さんは,まず「本書の特徴および利用方法」を十分読んでから受験対策に取り組んでいただきたい.
来春には,多くの受験生が専門性をもった立派な歯科衛生士として誕生することを期待している.
1999 年11 月
歯科衛生士試験対策検討会
第1 版の序
近年の急速な高齢化社会の到来と少子化は,保健・医療・福祉の基本的なフレームの見直しをわれわれに迫っている.
歯科保健医療をとりまく環境も,1989年から厚生省が提唱している8020 運動の推進,1992年からの老人保健法の歯科衛生士による寝たきり老人の訪問指導の実施,1994年の保健所法から地域保健法への改正,1995 年の老人保健法による歯周疾患検診の導入,さらに1996 年の社会保険歯科診療における歯周治療システムの大幅改定など,新たな時代の到来ともいうべき様相を呈してきた.そのような状況のもとで,歯科衛生士に期待される役割はきわめて大きくなってきている.
歯科衛生士を目指す諸姉には,それゆえ,臨床や地域保健で活躍するための十分な基礎体力を,まずは教育を通じて身につけることが求められている.
そこで,このたび教育と国家試験をつなぐ“橋”の役割を担うことをねらいとした本シリーズを企画した.
本シリーズの発刊にあたっては,ただ単に知識の整理を行ったのみではなく,国家試験対策について十分に検討し,学力向上のための効果的な勉強ができるように配慮したつもりである.
すなわち,厚生省の「歯科衛生士試験出題基準」をもとに,「歯科衛生士養成所教授要綱」を加味して各科目のセクション化をはかり,それぞれの重要なエッセンスを解説している.さらに,各科目ごとの主要なテーマを問題例としてあげ,それを解くための基本的な考え方を習得することで,国家試験問題を解くための思考過程が自然と備わるように構成した.また,知識の確認としての一問一答を科目ごとに付して,短時間で学習効果を高めるように工夫してある.
本書を手にされた諸姉が,これを上手に利用することにより,所期の目的を達成されることを祈念している.
1996 年7 月
歯科衛生士試験対策検討会
I編 臨床歯科医学―顎・口腔領域の疾患と治療―
SECTION 1 口腔外科疾患
I.先天異常と発育異常
II.顎・顔面の損傷
III.口腔軟組織の炎症
IV.顎口腔のハV胞
V.顎骨の良性腫瘍
VI.口腔軟組織の良性腫瘍
VII.悪性腫瘍
VIII.前癌病変および類似病変
IX.顎骨の病変
X.腫瘍類似疾患
XI.顎関節の病変
XII.唾液腺の病変
XIII.神経性疾患および心因性疾患
XIV.全身疾患の口腔病変
SECTION 2 小手術の種類
I.抜歯
II.切開・排膿
III.口腔出血に対する処置法
IV.歯槽骨整形
V.埋伏歯抜去
VI.ハV胞摘出手術
VII.ハV胞開窓手術
VIII.歯槽骨骨折手術
IX.顎骨骨折固定術
X.口腔インプラント治療
XI.放射線治療
XII.小手術用器具
SECTION 3 麻酔
I.局所麻酔
II.精神鎮静法
III.全身麻酔
IV.有病者の歯科治療時の主な留意点
SECTION 4 救急処置
I.バイタルサイン
II.ショックの救急処置
一問一答
II編 臨床歯科医学―不正咬合と治療―
SECTION 1 顎顔面の成長発育
I.頭部・顎・顔面の成長発育
SECTION 2 正常咬合
I.成立と保持の条件
II.正常咬合の種々の定義
SECTION 3 不正咬合
I.歯の位置異常
II.歯列弓形態の異常
III.上下顎歯列弓関係の異常
IV.不正咬合の分類
V.不正咬合の原因
VI.不正咬合の予防
VII.不正咬合による障害
SECTION 4 矯正力と歯の移動
I.歯の移動に伴う組織変化
II.矯正力の種類
III.歯の移動様式
SECTION 5 診査,診断と治療の流れ
I.矯正治療の一般的経過
II.診査(資料の採得)
III.症例分析
IV.診断
V.動的治療
VI.保定
VII.術後観察
SECTION 6 治療用器具,材料
I.器具
II.材料
SECTION 7 矯正装置
I.矯正装置の分類
II.舌側弧線装置
III.顎間固定装置
IV.双線弧線装置
V.マルチブラケット装置
VI.顎外固定装置
VII.床矯正装置
VIII.機能的矯正装置
IX.側方拡大装置
X.保定装置(リテーナー)
SECTION 8 矯正歯科治療の不快事項
I.不快事項に対する一般的注意点
II.歯根吸収
III.齲×
IV.歯周組織の傷害(歯肉炎・歯周炎)
V.疼痛
VI.口腔軟組織の傷害
VII.顎関節症
VIII.顔面,皮膚の傷害
IX.アレルギー
X.治療期間の長期化
一問一答
III編 臨床歯科医学―小児の理解と歯科治療―
SECTION 1 小児歯科学の基礎知識
I.小児歯科学の概要
II.小児歯科の範囲
III.小児の特徴
IV.成長,発育,発達,成熟の定義
V.器官の発育
VI.年齢の評価
VII.体位の評価
VIII.生理的特徴
IX.精神発達
SECTION 2 小児の歯列,咬合の発育
I.頭蓋・顔面・口腔の発育
II.乳歯・永久歯の発育
SECTION 3 小児における主な口腔の疾病・異常
I.主な口腔の疾病・異常とその特徴
SECTION 4 乳歯齲aの特徴
I.乳歯の特徴
II.乳歯齲×
III.幼若永久歯と齲×
IV.乳歯齲×の予防
SECTION 5 乳歯齲aの処置
I.歯冠修復
II.小児の歯内療法
SECTION 6 小児歯科患者の対応
I.幼児の行動と対応法
II.治療時の一般的対応法
III.不(非)協力的な小児の対処法
IV.鎮静・減痛下の対応法
V.全身麻酔下の対応法
SECTION 7 障害児の特徴
I.肢体不自由
II.精神発達遅滞
III.自閉症症候群
IV.障害児への対応
V.障害児の摂食・嚥下機能の発達
SECTION 8 小児の薬物療法
I.薬物感受性
II.薬用量
III.投与法
IV.薬物管理の注意事項
SECTION 9 小児歯科における応急的処置
I.軟組織外傷
II.乳歯,幼若永久歯の外傷
SECTION 10 咬合誘導
I.保隙装置
II.その他の咬合誘導
III.咬合誘導装置の使用にあたっての注意
SECTION 11 定期健康診査(リコール)
I.定期健診時の検査項目
一問一答
IV編 臨床歯科医学―高齢者の理解と歯科治療―
SECTION 1 高齢社会
I.社会環境
II.高齢者のための社会保障制度
SECTION 2 加齢変化
I.生物的加齢変化と病的加齢変化
II.器官,組織の老化
III.身体機能の老化
IV.精神・心理的変化
V.口腔領域の加齢変化
SECTION 3 高齢者の歯科治療
I.患者本人と取り巻く環境の把握
II.治療方針の把握
SECTION 4 通院困難者への対応
I.歯科訪問診療
II.口腔機能管理
III.栄養管理
SECTION 5 高齢者の摂食・嚥下とリハビリテーション
I.摂食・嚥下機能のメカニズム
II.摂食・嚥下リハビリテーション
III.誤嚥性肺炎
一問一答
V編 臨床歯科医学―障害者の理解と歯科治療―
SECTION 1 障害の概念
I.ノーマライゼーション
II.バリアフリー
III.ICF
IV.QOL
V.障害のある人の医療制度
VI.障害のある人の福祉制度
SECTION 2 障害の種類と歯科的特徴
I.精神発達・心理的発達と行動障害
II.神経・運動障害
III.感覚障害
IV.精神および行動の障害
SECTION 3 障害者の歯科治療
I.行動調整
II.健康支援と口腔ケア
SECTION 4 障害者の摂食・嚥下障害とリハビリテーション
I.摂食・嚥下障害と口腔ケア
II.摂食・嚥下障害と栄養管理
III.摂食・嚥下障害の評価法
IV.機能訓練法
V.小児期の評価と対処法
VI.成人期・老年期の評価と対処法
VII.歯科衛生士の役割
VIII.多職種連携
一問一答
SECTION 1 口腔外科疾患
I.先天異常と発育異常
II.顎・顔面の損傷
III.口腔軟組織の炎症
IV.顎口腔のハV胞
V.顎骨の良性腫瘍
VI.口腔軟組織の良性腫瘍
VII.悪性腫瘍
VIII.前癌病変および類似病変
IX.顎骨の病変
X.腫瘍類似疾患
XI.顎関節の病変
XII.唾液腺の病変
XIII.神経性疾患および心因性疾患
XIV.全身疾患の口腔病変
SECTION 2 小手術の種類
I.抜歯
II.切開・排膿
III.口腔出血に対する処置法
IV.歯槽骨整形
V.埋伏歯抜去
VI.ハV胞摘出手術
VII.ハV胞開窓手術
VIII.歯槽骨骨折手術
IX.顎骨骨折固定術
X.口腔インプラント治療
XI.放射線治療
XII.小手術用器具
SECTION 3 麻酔
I.局所麻酔
II.精神鎮静法
III.全身麻酔
IV.有病者の歯科治療時の主な留意点
SECTION 4 救急処置
I.バイタルサイン
II.ショックの救急処置
一問一答
II編 臨床歯科医学―不正咬合と治療―
SECTION 1 顎顔面の成長発育
I.頭部・顎・顔面の成長発育
SECTION 2 正常咬合
I.成立と保持の条件
II.正常咬合の種々の定義
SECTION 3 不正咬合
I.歯の位置異常
II.歯列弓形態の異常
III.上下顎歯列弓関係の異常
IV.不正咬合の分類
V.不正咬合の原因
VI.不正咬合の予防
VII.不正咬合による障害
SECTION 4 矯正力と歯の移動
I.歯の移動に伴う組織変化
II.矯正力の種類
III.歯の移動様式
SECTION 5 診査,診断と治療の流れ
I.矯正治療の一般的経過
II.診査(資料の採得)
III.症例分析
IV.診断
V.動的治療
VI.保定
VII.術後観察
SECTION 6 治療用器具,材料
I.器具
II.材料
SECTION 7 矯正装置
I.矯正装置の分類
II.舌側弧線装置
III.顎間固定装置
IV.双線弧線装置
V.マルチブラケット装置
VI.顎外固定装置
VII.床矯正装置
VIII.機能的矯正装置
IX.側方拡大装置
X.保定装置(リテーナー)
SECTION 8 矯正歯科治療の不快事項
I.不快事項に対する一般的注意点
II.歯根吸収
III.齲×
IV.歯周組織の傷害(歯肉炎・歯周炎)
V.疼痛
VI.口腔軟組織の傷害
VII.顎関節症
VIII.顔面,皮膚の傷害
IX.アレルギー
X.治療期間の長期化
一問一答
III編 臨床歯科医学―小児の理解と歯科治療―
SECTION 1 小児歯科学の基礎知識
I.小児歯科学の概要
II.小児歯科の範囲
III.小児の特徴
IV.成長,発育,発達,成熟の定義
V.器官の発育
VI.年齢の評価
VII.体位の評価
VIII.生理的特徴
IX.精神発達
SECTION 2 小児の歯列,咬合の発育
I.頭蓋・顔面・口腔の発育
II.乳歯・永久歯の発育
SECTION 3 小児における主な口腔の疾病・異常
I.主な口腔の疾病・異常とその特徴
SECTION 4 乳歯齲aの特徴
I.乳歯の特徴
II.乳歯齲×
III.幼若永久歯と齲×
IV.乳歯齲×の予防
SECTION 5 乳歯齲aの処置
I.歯冠修復
II.小児の歯内療法
SECTION 6 小児歯科患者の対応
I.幼児の行動と対応法
II.治療時の一般的対応法
III.不(非)協力的な小児の対処法
IV.鎮静・減痛下の対応法
V.全身麻酔下の対応法
SECTION 7 障害児の特徴
I.肢体不自由
II.精神発達遅滞
III.自閉症症候群
IV.障害児への対応
V.障害児の摂食・嚥下機能の発達
SECTION 8 小児の薬物療法
I.薬物感受性
II.薬用量
III.投与法
IV.薬物管理の注意事項
SECTION 9 小児歯科における応急的処置
I.軟組織外傷
II.乳歯,幼若永久歯の外傷
SECTION 10 咬合誘導
I.保隙装置
II.その他の咬合誘導
III.咬合誘導装置の使用にあたっての注意
SECTION 11 定期健康診査(リコール)
I.定期健診時の検査項目
一問一答
IV編 臨床歯科医学―高齢者の理解と歯科治療―
SECTION 1 高齢社会
I.社会環境
II.高齢者のための社会保障制度
SECTION 2 加齢変化
I.生物的加齢変化と病的加齢変化
II.器官,組織の老化
III.身体機能の老化
IV.精神・心理的変化
V.口腔領域の加齢変化
SECTION 3 高齢者の歯科治療
I.患者本人と取り巻く環境の把握
II.治療方針の把握
SECTION 4 通院困難者への対応
I.歯科訪問診療
II.口腔機能管理
III.栄養管理
SECTION 5 高齢者の摂食・嚥下とリハビリテーション
I.摂食・嚥下機能のメカニズム
II.摂食・嚥下リハビリテーション
III.誤嚥性肺炎
一問一答
V編 臨床歯科医学―障害者の理解と歯科治療―
SECTION 1 障害の概念
I.ノーマライゼーション
II.バリアフリー
III.ICF
IV.QOL
V.障害のある人の医療制度
VI.障害のある人の福祉制度
SECTION 2 障害の種類と歯科的特徴
I.精神発達・心理的発達と行動障害
II.神経・運動障害
III.感覚障害
IV.精神および行動の障害
SECTION 3 障害者の歯科治療
I.行動調整
II.健康支援と口腔ケア
SECTION 4 障害者の摂食・嚥下障害とリハビリテーション
I.摂食・嚥下障害と口腔ケア
II.摂食・嚥下障害と栄養管理
III.摂食・嚥下障害の評価法
IV.機能訓練法
V.小児期の評価と対処法
VI.成人期・老年期の評価と対処法
VII.歯科衛生士の役割
VIII.多職種連携
一問一答